2016年11月11日より全国公開
ファントム・フィルム
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憧れのアマチュア・オーケストラに入団したつもりが、間違えて老人ばかりの超弱小オーケストラに入ってしまったヒロインの奮闘を描く、笑いあり涙ありの音楽エンタテインメントです。主人公の千鶴を演じるのは、本作が映画初主演となる杏。いつもどこか中途半端で、自分に自信を持てない千鶴が、迷い悩みながら“頑張ること”の意味と大切さに気付き成長していく姿に、元気をもらえます。そんな千鶴が手を焼く自由奔放なお年寄り達には、笹野高史、左とん平、小松政夫、藤田弓子、石倉三郎、喜多道枝、茅島成美といったベテラン俳優がずらり!この大御所達に一人だけ老けメイクで混ざっている森下能幸の演技がとても笑えるので、ぜひご注目ください。原作は、『ちょんまげぷりん』や『探検隊の栄光』が映画化されている荒木源の同名小説。小説の主人公は男性だそうですが、「杏さんを主人公にしたら、おもしろいんじゃないか?」というプロデューサーの提案で、すでに男性として描かれていた脚本が大幅に書き換えられたとのこと。さすが宛て書きだけあって、杏のコメディエンヌの部分と生真面目さが絶妙に混ざり合って、千鶴役にぴったりハマっていました。はてさて、千鶴は指揮者として老人達をうまくまとめることができるのか…?ぜひ、劇場でお確かめください! |
坂口健太郎演じる年下の同僚教師に思いを寄せる千鶴。そんな千鶴の淡い片思いや、黒島結菜演じる生徒達の淡い恋愛模様も描かれますが、メインストーリーはあくまでオーケストラの人間模様。とはいえ、分かりやすい展開で、感動も笑いもあって、デートにぴったりだと思います。何を観るか迷ったときや相手の好みがわからないとき、無難な選択としてオススメです! |
観る人を選ばない楽しい作品で、キッズやティーンにももちろんオススメです。自分のおじいちゃんやおばあちゃんが大好きな子や、音楽を習っている子なら、なおさら興味深く観ることができるでしょう。親同士に確執のある生徒同士の恋愛模様も、ティーンが観れば、きっとキュンキュンすると思いますよ! |
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■TJE Selection イイ男セレクション/坂口健太郎
©2016荒木源・小学館/「オケ老人!」製作委員会
2016.11.9 TEXT by mn