2014年11月22日より全国公開
東映
公式サイト
ポスタービジュアルの雰囲気、そしてこのタイトルからして泣かせる映画なんだろうとは思いつつ、岡田将生が演じる主人公ガジロウがかなりのチャラ男なので、どうやってここから泣かせるトーンに持っていくのかが気になり、そういう意外な点でも楽しめました。また成仏できない人の身代わりを務めるガジロウが女装することがあり、顔立ちが綺麗で女装が似合いそうな岡田将生でも身体が大きいせいか全く似合っていない様子が可笑しいので、観客を泣かせようとする演出がうるさい映画に感じてしまう抵抗感はありません。そして、本作では広末涼子が母子家庭で息子のために必死で働くポールダンサーの役なので肌の露出が多い衣装を着ています。最近彼女は母親役が多くなったので、こういう衣装を着ているところを観ることは少なくなりましたが、美脚に目がいきました。ポールダンスはどこまで本人が踊っているのか不明ですが、スタイルの良さは健在なので、男子だけでなく女子もぜひチェックしてみてください(笑)。 急に死んでしまった人たちが、さまざまな想いを胸に最後にそれを成し遂げようと奔走する物語。いつ自分が、家族が、友達が逝ってしまうかわからないなとしみじみと考えつつ、普段から想いを残さずに生きなければとも改めて思いました。 |
どうせ観るなら本命と観て欲しい作品ではありますが、もし今あなたがチャラ男と付き合っていて、若干遊ばれている感じがしていたら、敢えてその彼と一緒に観に行くのも良いでしょう。そして、岡田将生が演じている主人公のガジロウの姿を観て、自分を客観視してくれることを祈りましょう。もしかしたら良い影響が現れるかも知れません。でも、もしかしたら改心したことによって、フラれる可能性もなきにしもあらずです。あと、この映画は泣かせるシーンが多いので化粧崩れにご注意を。 |
キッズでもティーンでも充分に楽しめるし、心に響くと思います。キャラクターのなかにも子どもも出てくるし、高校生も出てくるので、感情移入もしやすいでしょう。普段当たり前のように家族や友達と一緒にいますが、彼らと一緒にいることの大切さを実感できるストーリーです。観終わったあとは皆に対してちょっと素直な自分を見せられるようになると良いですね。 |
関連記事:
■【トーキョー男子映画部】特集:カッコ悪いけど、カッコ良い男達
■TJE Selection イイ男セレクション/岡田将生
©2014「想いのこし」製作委員会
2014.10.21 TEXT by Myson