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カッコ悪いけど、カッコ良い男達
普段は不器用でカッコ悪くても、ここぞというときに見せる男の顔はカッコ良い!今回は、そんなふいにカッコ良さを見せる男達を特集します。
ツイートどんな男でもカッコ良い瞬間がある
へたれ男の魂の叫び
スターになることを夢見て上京してきたザ・ロックンロールブラザーズはなかなか人気が出ず、住み込みで働いているライブハウスで演奏するもお客の反応はイマイチ。そんなとき、突然ライブハウスに現れた宇田川咲というアイドルに罵倒されるも、そのひょんな出会いは彼らの運命を徐々に動かしていきます。「なぜロックをやりたいか」なんてわからなくても、伝えたい想いがあれば、彼らの魂の叫びは人の心に届きます。
『日々ロック』
2014年11月22日より全国公開 公式サイト 映画批評
©2014「日々ロック」製作委員会 ©榎屋克優/集英社
母の危機にようやく立ち上がる男達
母が突然余命7日と宣告された若菜家ですが、父も弟も頼りなく、長男の浩介が一手に背負うことになります。治療費の負担に加え、実家に多額の借金があることが判明したり、治療の施しようがないと退院を言い渡されたり、いろいろな問題が浮上します。でも、最後のあがきをやってみることを決意した浩介の姿に、弟や父も気持ちを動かされ、若菜家の男達はこの数日でどんどん成長していきます。本気で戦ったあとの男の涙は美しい!
『ぼくたちの家族』
2014年11月21日ブルーレイ&DVDリリース(レンタル同時) 公式サイト
映画批評 第48回部活リポート
ぼくたちの家族 特別版Blu-ray
© 2013「ぼくたちの家族」製作委員会
金しか目がないチャラ男の目覚め
得体の知れない仕事でばかりお金を稼ぎ、たくさんの女ととっかえひっかえ遊んでいたガジロウは、ある日ふと道路に飛び出した際に交通事故に遭ってしまいます。幸い大した怪我もなくすぐに退院しますが、交通事故の相手となる車に乗っていた4人は亡くなり成仏できずガジロウの前に現れ、彼らが成仏できるようにガジロウは代理で想いを叶えることに…。見返りがないと動かなかったガジロウが、最後に自ら起こした行動は見た目にカッコ悪くても、芯はとてもカッコ良いです。
『想いのこし』
2014年11月22日より全国公開 公式サイト 映画批評©2014「想いのこし」製作委員会
臆病な男が本気になった初めての勝負
羊飼いのアルバートは、銃すら撃ったことが無く、決闘を申し込まれても屁理屈を言っては逃れてきました。そんな彼は彼女のルイーズに呆れられふられてしまいますが、突然町にやってきた一人の女性アンナと出会います。謎の多いアンナでしたが、アルバートの良さを見抜いて彼にどんどん自信を持たせます…。どんな男でも自信を持った姿の方が男らしいです。
『荒野はつらいよ 〜アリゾナより愛をこめて〜』
2014年10月10日より全国公開 公式サイト 映画批評©Universal Pictures
見た目ではなく内側から湧き出てくる男の魅力があるから、“男は顔ではない”というのが成立するのでしょうね。カッコ良く見せようとするよりも、一見カッコ悪くても構わずに本気を貫く姿や戦う姿がカッコ良いのだと思います。
2014.10.20 TEXT by Myson