2011年8月20日より全国順次公開
日活
しょっぱなから、サミュエル・L・ジャクソンとドウェイン・ジョンソンが演じる花形スター刑事たちのかなりど派手なアクションシーンがあり、期待度が上昇。またこの2人もおもしろくて、衝撃的に笑えるシーンが出てきます。そのあともほんとにおバカ全開で結構笑いました。設定もほんとにばかばかしくて、あり得ないけどちょっといそうな感じなのが、うまくこの作品の世界観が成立している証拠なのだと思います。マーク・ウォルバーグはこれまであまりコメディは出ていませんが設定に助けられているのもありなかなか頑張っています。でも、やっぱりウィル・フェレルのコメディアンぶりはさすがですね。超ダサいのに無茶モテるという好き勝手なキャラクター設定も嫌いではありません(笑)。 意外だったのがエンディングですが、「こういう地道に捜査に励んでいる刑事もいるんです」というような語りで終わるのですが、そのあとのエンド・ロールでもアメリカの大企業の汚職や金融業界の知的犯罪などの実データを数字で表示したり、見た目はおバカなコメディ映画でありながら、最後にいきなり社会風刺的な要素もバリバリ感じました。そういう意外性も憎いところで、二面性を持った映画として、斬新な描き方には共感しました。 とはいえ、基本はおバカ映画なので純粋に笑って観て楽しんで欲しい映画です。 |
笑いの好みによっては全然ウケない可能性もありますが、デートで観るのには気楽で良い作品だと思います。笑いの好みが合いそうなら、一緒に笑って楽しいデートになると思いますよ。ウィル・フェレルが演じるダサい引きこもり刑事にはエヴァ・メンデスが演じる美しい妻がいるのですが、このカップルもかなりおバカだけどアツアツで良い夫婦です。ただし、露骨に下品なセリフも少し出てくるので、冗談が通じない人だと引いてしまうかも知れませんのでやめておきましょう。あとは豪華キャストがここまでおバカなノリにつきあっているのも見ものなので、映画好きカップルにおすすめです。 |
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2011.7.30 TEXT by Myson