2011年9月17日より全国公開
東宝
公式サイト
ドラマ版は観ていなかったので映画の前作から観ているのですが、雪平夏見というキャラクターは結構女性っぽいところがあるんですね。冒頭がセクシーなシーンで始まったので驚きましたが、このキャラクターの一面を表していて、その後の展開にも大きく関わっていたので、大事な要素だったんですね。女性監督だからか、女性を綺麗に撮っていると感じました。でもその後の展開は逆に女性監督が撮ったというには驚くような、残虐な殺人事件を描いていたのでそれも新鮮でした。ギリギリグロいところは映していないので、怖い映画が苦手な人でも許容範囲だと思いますが、逆に怖さの臨場感はどうかなと思いつつ、水道管に詰まった髪の毛とか、指の間に残った犯人の皮膚の角質とかが気持ち悪さというか不気味さを出していたので、怖さはそこそこ残っていて緊張感はあります。 いつものパターンはわかりませんが、銃をアクセントにしているのかと思いきや、意外にアクションシーンが少ないのはちょっと物足りない感じはしましたが、推理がメインの展開なのでその点は楽しめます。 エンドロールの最後まで使って「the answer」を表現しているので、最後までちゃんと観て欲しいと思います。そのエンドロールで「ああ、そこでそうなったのか」「ここでもこうだったのか、じゃああのとき…」とか考えがまた巡ってくるので、おさらいに再度観たくなるかも知れません。それにしても、主人公みたいな状況までくると、ほんと人は信じられなくなりますね(汗)。 |
まず、もし前作やドラマを観ていなくても、これだけでも話にはついていけます。ネイルガンという釘を刺す道具で殺していく連続殺人犯を追うストーリーなので、気持ち悪いシーンがあります。あまりはっきりは映していないので許容範囲だとは思いますが、相手が痛いシーンや残虐なシーンがすごく苦手な人だったら、一応大丈夫か確認してみた方が良いかも知れません。そういうのが大丈夫だったら、誰が黒幕かを探っていくストーリーなので、推理の部分は鑑賞後も語り甲斐があり、デートで観るのも良いと思います。 |
<リクエスト1>みおさん:交際期間3ヶ月未満 Q:デートで観に行くのですが、どうなんですか?(交際3ヶ月未満) |
関連記事:
■『アンフェア the end』(映画3作目)
■TJE Selection イイ男セレクション/阿部サダヲ
■篠原涼子・舞台挨拶/妊婦でもヒールで雪平夏見の印象を守る篠原涼子のプロ魂
©2011 アンフェア製作委員会
2011.9.29 TEXT by Myson