2018年1月20日より全国公開
東宝
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同棲5年目にもなる恋人が、実は身元不明の人物だった…って、むちゃくちゃショックですよね!相手を愛していればいるほど、真実を知るのが怖いと思いますが、本作の主人公、川原由加利は、一体彼が何者なのかを追究していきます。 真相が解明されていくサスペンス的なおもしろさが占めつつ、クライマックスで畳みかけるようにラブストーリーが盛り上がり、一粒で2度美味しい。同じ回想シーンでも、真相を知る前と知った後で全然見え方が違う作り方になっているのも、上手いなと思いました。長澤まさみが演じる川原由加利も、高橋一生が演じる小出桔平も、ちょうど良い色気があって美しいです。本作は、“TSUTAYA CREATERS’PROGRAM 2015”で、初代グランプリに輝いた企画の映画化。第1作目となる本作がこのクオリティなので、今後も期待できそうです。 |
恋人の名前も勤め先もすべて嘘だったという設定なので、前半はロマンチックなムードというより、緊張感が漂うかも知れませんが、最終的にはとても深い愛が描かれたラブストーリーだとわかります。なので、観終わった後は、お互いに愛おしい気持ちがアップするでしょう。女子は泣いてしまう人もいそうなので、一応メイク直しグッズを持って行きましょう。 |
大人のラブストーリーなので、小中学生にはピンとこないと思いますが、高校生くらいなら、こういう恋愛ものもある程度感情移入して観られるのではないでしょうか?学生のうちは身元不明な人と出会う機会はそれほどないと思いますが、大人になればいろいろな事情を抱えた人と出会う可能性もあるのだなと、想像しながら観てください。 |
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©2018「嘘を愛する女」製作委員会
2018.1.17 TEXT by Myson