2013年9月13日より全国公開
20世紀フォックス映画
公式サイト 予告編
東京、広島県福山市を中心に日本で撮影を行った本作は、どっぷり日本の要素が入ったストーリーで、ローガン(=ウルヴァリン)が日本に来た外国人という設定上笑えるシーンが多々あり、このユーモアは絶妙でした。ヤクザの描写がご丁寧に入れ墨が見えるようにわざわざいつの間にか上半身裸で戦っていたりツッコミどころもあり、ローガンとマリコが敵から逃れるために電車やバスに乗って移動するシーンでは「あんな外国人がいたら絶対に目立つよね〜」なんて思いながら観たり、舞台が日本だからこそ日本人視点で観るのがとても楽しかったです。 今作はジーン亡き後、不老不死のローガンが眠れない夜を過ごし、遂に人並みに死を迎えられる体になるのか…というストーリーです。でも話の軸は日本人富豪ファミリーの娘を守る展開で、戦う相手は人間がほとんど。電車の上で格闘するシーンはアクション映画によく出てきますが、日本らしく新幹線の上で戦う設定でとても見応えがあります。そして、ヒュー・ジャックマンの身体がすごい!『レ・ミゼラブル』ではビックリするほど貧相な身体に改造したのに、今度はすごくマッチョになっていて本当にすごいし、役者として立派です。個人的にヒュー・ジャックマンはやっぱりウルヴァリンのときが一番かっこいいなと思った本作、日本人は必見ですよ。 |
デート向きなわかりやすいエンタテインメント超大作です。日本が舞台なので親しみを持ちながら観られるし、日本人だからこそ笑えるシーンもたっぷり。観終わった後も気楽な会話で盛り上がれます。また「今度、あの場所に行ってみよう」など映画のロケ地を訪ねる旅を計画するのも良いでしょう。ロマンチックなシーンはちょっぴりありますがキスシーン程度で、アクションシーンも目を背けるような残酷なシーンはなく、見応え十分な迫力が楽しめます。 |
子どもたちも楽しめる内容です。今度のウルヴァリンは強くてかっこいいだけでなく、ちょっぴりお茶目に見えます。日本文化を外国人が見たらこんな感じというのを客観視できるのも楽しいです。ミュータントが出てくるので、あまりに小さい子はちょっと怖いと思うかも知れませんが、頑張れば乗り越えられるレベルです。 |
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2013.8.17 TEXT by Myson