2014年8月29日DVDリリース/9月5日レンタル開始(左記ジャケはセル用DVD)
マクザム
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神さまがくれた娘 [DVD]
心温まる親子の物語で、観終わってからも余韻に浸りたくなる作品でした。本作はインド映画で、知能の発達障害を抱える父親と幼い娘が主人公のお話です。前半は苦労しながらも2人が仲良く暮らす微笑ましい様子が描かれていましたが、後半になるとガラッと雰囲気が変わりシリアスな法廷劇へ変わっていき驚きました。 実際に障害のあるシングルファーザーが子育てをできるのかわかりませんが、この映画のお父さんに関しては、困難があってもちゃんと父親としての自覚を本能的に持って娘を大切にしていたので、とても感心しました。なかには、「これはできるけど、これはできないの?」とついツッコミを入れたくなるシーンもありましたが(笑)、そこはあくまで映画なので割り切って観ました。 本作はインド映画らしい歌やダンスのシーンも少しありますが、ほかのインド映画と比べると圧倒的にドラマ要素が強い作品です。今までインド映画に苦手意識があった方や、馴染みがなかった方でもきっと楽しめると思います。ぜひ観てみてください。 |
感動系の映画が観たいときに、ぜひデートでも観て欲しい一作です。恋愛要素はありませんが、親子の物語というところがポイントなので、付き合って間もないカップルからベテランカップルまで楽しめるでしょう。また後半の裁判の場面については、議論してみると相手の考え方が新たに見えるかも知れません。ただ議論する場合は、ケンカにはならない程度にしてください(笑)。 |
キッズは娘のニラー目線で楽しめると思いますが、もしかすると障害を持つお父さんの様子を不思議に思うかも知れません。知能の障害については、観終わったら大人に聞いてみてください。ティーンは主人公親子と、周囲の人々の関係に注目しながら観ましょう。みんなニラーの将来の幸せを願う気持ちは一緒ですが、それぞれ考え方が違います。映画の結末を見届けることも大切ですが、ニラーがどうしたら幸せになれるのかをぜひ自分でも考えてみてください。 |
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2014.8.19 TEXT by Shamy