2014年10月10日より全国公開/R-15
シンカ、パルコ
公式サイト
『テッド』の監督セス・マクファーレンが監督、主演ということで、また“テッド”並みに卑猥なのかなと思いましたが、免疫ができていたせいか、思っていたよりも卑猥さはマイルドでした。とはいえ、やっぱりところどころ下品ですので、そのあたりを期待している方はご心配なく(笑)。それにしても豪華キャストの出演だけでも贅沢なのに、そのキャストの使い方がまた贅沢。特にリーアム・ニーソンに関しては「リーアムに何て姿をさせるねん!」とツッコミたくなるシーンがあり、リーアムもよく引き受けたなと、こんな大物になっても遊び心を感じさせるリーアム・ニーソンをさらに好きになってしまうマジックにかかってしまいます(笑)。逆にセス・マクファーレンはもっと三枚目キャラクターでいくのかと思ったら、結構おいしいというか、結果的にやや二枚目のキャラクターになっていて、監督、製作、脚本兼務の役得だなと思いました。『テッド』のおかげで彼の人生はだいぶ変わりましたね。な〜んて、本作の裏にあるセス・マクファーレンのサクセス・ストーリーも感じながら、微笑ましい気持ちで観ちゃいました。ちょっと食前・食後に観るのは避けたいシーンもあったりしますが、基本お気楽なおバカ映画なので、ユーモアの許容範囲が大きい方はぜひ観てください。 |
冗談が通じる者同士なら気楽に笑って楽しめますが、少々の下ネタにも嫌悪感を示すような堅物の人が相手なら、デートで観ても変に気を使って笑えずに消化不良になるかも知れません。同監督の『テッド』ほど卑猥なセリフはありませんが、“ジャッカス”並みの幼稚な下ネタはあったりします。好みがかなり分かれそうな作品でもあるので、好きな笑いのタイプがわかっている相手を誘う方が無難でしょう。 |
R-15なので15歳未満のキッズとティーンは観ることができません。下ネタの内容的にティーンでも充分についていけますが、ただ変にわかったようなふりをして笑うと、逆に知ったかぶりのティーンが下ネタについていこうと張り切っているように見られてしまう可能性があるので、落ちついて観ましょうね(笑)。 |
関連記事:
■【トーキョー男子映画部】特集:カッコ悪いけど、カッコ良い男達
■TJE Selection イイ男セレクション/セス・マクファーレン
■TJE Selection イイ男セレクション/ジョヴァンニ・リビシ
■TJE Selection イイ男セレクション/リーアム・ニーソン
©Universal Pictures
2014.9.30 TEXT by Myson