2010年8月21日より全国公開
東宝
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冒頭から最後まですごく惹きつけられました。自殺しようとまでは考えたことはないけれど、主人公が感じたいろいろなことは自分も感じたことがあるし、家族や周りの人側の気持ちも体験したことがあるな〜と思いながら鑑賞して、いろんなシーンで泣きました。自分の“色”にこだわったり、こうでなきゃいけないっていう社会的な価値観や周りが決める価値観に自分をはめようとして悩むことは誰でもあるけれど、“カラフルでいいんじゃない”というのがとても心に響きました。一見してもわからない人間のいろいろな部分(明るい色も暗い色も)があることを受け入れて、そこからどうするかが大事で、それは自分にも他者に対しても…っていうことをすごく考えさせられました。それに「自分は一人じゃない」「自分を思ってくれる人たちがいる」ということをとても尊く思いました。改めて家族、友人などの存在を有り難く思ったし、生きていることに感謝の気持ちでいっぱいになりました。観て良かったなと本当に思える映画でした。 |
とても良い作品なので老若男女におすすめです。デートで観るのも良いかも知れません。 ただ、感涙ポイントが諸処にあるので、涙もろくてあまり泣き顔を見せたくない人は相手を選んだ方が良いでしょう。逆に映画を観て泣いちゃう男子を受け付けない女子はデートではなく、家族や友人、一人で観に行く方が良いでしょう。 観た後に清々しい気分になれるし、大事な人の存在を改めて考えさせられる内容なので、ちょっとマンネリ気味なカップルや、お互い好きなのに最近ぎくしゃくしてるようなカップルが観ると、相手への優しい気持ちが復活するかも知れません。 |
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©2010 森絵都/「カラフル」製作委員会
2010.8.1 TEXT by Myson