2011年11月12日全国公開
ワーナー・ブラザース映画
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正体不明なウィルスがあっという間に感染し、それにより人々が混乱に陥る様を描いた本作。でも、これはウィルスを撃退することを軸とした映画ではありません。こういった状況に陥ったとき、怖いのはウィルスよりも人間だというのを感じさせる内容でした。何が正しくて、何が間違っているのかも判断が難しく、一方の側から見れば正当化されても、逆から見れば悪だったり、そういった状況が客観的にリアルに描かれていた点でおもしろいと思いました。自分が同じような立場になったら、どういう行動を取るんだろうって考えたり、物語の設定が日常で起こりえる内容だったので、リアルに感じました。 あと、これだけのメンバーが揃うってすごいですね!ソダーバーグの映画って、いつもすごいキャストが揃っていますが人望なんですかね。で、驚いたのは解剖シーン。まさかグウィネス・パルトロウがあんなことになるとは!さらっとそういうシーンを盛り込んでくるあたりもクールですね。 それほど派手さはなく、ストーリーも淡々と進んでいきますが、見応えのある作品です。 |
ウィルスの蔓延とそのことで混乱する世界を描いているので、デートを盛り上げるというような内容ではないですが、デートで観ても問題はありません。ただ、社会派映画なので、アクションやラブストーリーを観たときのようなハラハラドキドキというのとはちょっと違う感じです。「ソダーバーグ監督で豪華キャスト」という要素だけで派手な映画を期待して観に行くと、予想と違うことになるはずです。同じソダーバーグ監督作と言っても“オーシャンズ”シリーズのテンションとは全然違うので、その辺は承知の上で、デートで観るか相談することをお薦めします。 |
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2011.11.3 TEXT by Myson