2017年4月14日より全国公開
東宝東和
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第89回アカデミー賞授賞式では、司会者が客席にいるマット・デイモンをいじる際に、本作を駄作扱いしてジョークにしていましたが、私個人はとても楽しめました。確かにアカデミー賞などにラインナップされるタイプの映画ではないように思いますが(笑)、エンターテイメント性が抜群で、アクションもすごく観応えがあり、迫力満点でした。万里の長城にはたくさんの言い伝えがあるなんて知りませんでしたが、本作で描かれるストーリーもその1つをベースにしているようで、なおかつ中国独特の世界観のなかに、マット・デイモン達を含む“洋”が折衷した内容がとても新鮮でした。チャン・イーモウ監督がこういうタイプの映画を作るのも意外でしたが、そういった意味でも想像と違って楽しめました。良い意味でツッコミどころも満載で、内心笑ってしまうところも多かったのですが、そういったところも全部含めて、観終わった後は大満足。クリーチャーものも個人的には好きなので、予期せぬ登場にテンションが上がりました。観る前は、万里の長城にまつわるお堅い時代劇なのかと勝手に思っていましたが、まったくお堅いところはナシ(笑)!とても観やすいアクション超大作なので、老若男女楽しめます。 |
万里の長城という世界遺産の存在さえ知っていれば、歴史的な事や特別な知識がなくてもストーリーについていけるし、アクションシーンが満載で、ハラハラドキドキする展開でテンポ良く進むので、男女共に楽しめて、デートにもオススメです。ただ、クリーチャーだけはどうしてもダメという人は、無理矢理誘わないほうが良いと思います。 |
実際のところ、直結して学校の勉強に役立つという内容ではありませんが、両親に映画代を出して欲しいときに、「万里の長城のことを描いた映画を観に行きたいからお小遣いちょうだい」と言ってみたら、いつもよりすんなり出してもらえるかも知れません(笑)。万里の長城のことを詳しく知らなくても楽しめますが、せっかくの機会なので、本作を観た後や観る前に、ちょっと知識を増やしておくと、お小遣いをもらって観に行く理由もちゃんと証明できます。 |
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©Universal Pictures
2017.3.27 TEXT by Myson