2015年5月16日より全国公開
松竹
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女性が望んで離婚を実現するのが難しい時代の駆け込み寺が舞台になっているのでシリアスなのかなとも思いつつ、キャストからしてコミカルだろうとも思われたので、どんなストーリーなのか想像がつきませんでしたが、両方の要素がバランス良く描かれていました。そして予想以上に恋愛映画で、最後の展開はとても粋です。女性としての生き方や女性としてのプライドがテーマになっていると同時に、男女関係における価値観を問うストーリーになっている点がとても興味深かったのですが、こういう恋愛ができたら良いなとか、女として愛する人にはいつまでもこういう気持ちを持っていたいなと思わせられる部分があり、女性は良い刺激を得られる作品になっています。離婚という一見ネガティブな話題を扱っていそうに思えますが、実際はとても前向きな作品ですので、多くの女性に観て欲しいと思います。 |
離婚がテーマになっているのでデートに向いていないかと思いきや、意外に大丈夫です。でも内心、今彼氏や旦那と別れるかどうかを悩んでいる方は、一人でじっくり観て心を整理してください。離婚をする理由についても、ネガティブな思考を少し変えてくれる要素があるので、何かヒントが得られるかも知れません。一人で観るにしてもデートで観るにしても、愛の示し方はいろいろあるという点にも注目して欲しいと思います。 |
難しい話ではないので、キッズ、ティーンともに理解はできると思いますが、離婚という概念そのものがキッズにはまだピンとこないと思うので、大人になってから観れば良いと思います。ユーモラスな映画なので、ティーンはあまり深く考えずに純粋にエンターテイメントとして観るのも良いし、少し背伸びしたい人は大人の恋愛事情に絡む男女の感情に注目して観てみてください。 |
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©2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015.5.1 TEXT by Myson