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2015年12月23日より全国公開／R-15
ファインフィルムズ
公式サイト
 タイトルからしてすごくロマンチックなストーリーなのかと思いきや、ネットで一夜限りの相手を探していた男女が本音でぶつかる、サバサバしたラブコメでした。悶々としたものを抱えていて、そこから抜けだしたいという思いをそれぞれ持って出会った2人が主人公なのですが、普段は彼女、彼氏に言えないことも「どうせ、この人とは今日だけの関係だから」と割り切る姿は、ある意味居心地の良い関係に見えました。さらにセックスに対する男女の本音を打ち明けるシーンは、おそらく普通のカップルにはなかなか自然にできないことですが、こうやって本音を打ち明けることで、お互いに満足のいく関係をベッドで築けるという皮肉さがおもしろかったです。主演のアナリー・ティプトンに電話インタビューをさせて頂き、このシーンについてもズバリ聞いてみましたが、男女の考えの違いを改めて考えると、女性はもっと自信を持つべきというご意見を頂きました。まさにそうだなと思ったので、ぜひこのシーンも含め、自分が自然体でいられる相手との関係について本作を参考にしてみてください。前半は会話劇が中心ですが、後半は伏線の回収がしっかり出来ていて、前半に「どうしてこんなシーンが必要なのかな？」と思った部分も最後に結びついていく爽快感もあります。気楽に観られるラブコメながら、なかなか鋭い視点が入っているので、恋する女子にオススメです。 |
 結構生々しい会話が出てくるので、シャイなカップルだと気まずくなる可能性はありますが、逆にこれを機に普段お互いに言えないことなど、打ち明け合うのも良いかも知れません。好きな相手にはどうしても自分をよく見せようと力んでしまいますが、自然体にいることも素敵だとお互いに感じられれば、これから過ごす時間もリラックスできると思います。一方で危機的なカップルは、これを観て決定的に別れがよぎる可能性もあるので、自分の心を整理したい方は1人でじっくりみることをオススメします。 |
 R-15なので、15歳未満は観られません。とはいえ、高校生なら全然オーケーかというと、男女が交わす赤裸々な会話の内容からして、せめて大学生以上向けかなと思います。そういうシーンはごく一部ではあるので、「深い関係になると、そういうことも考えるようになるのかな」くらいに流してもらい、男女の出会いにはいろいろあって、きっかけはどういうものであれ、ご縁は転がっているものだなと前向きに捉えて観てもらえればと思います。 |
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2015.12.22 TEXT by Myson
