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この映画、輝いてます!実話をベースにしたストーリーというのがまたステキ(結末は実際のできごととは違うようです。ネタバレになるのでここでは書きませんが気になる人はDVDのメイキングを観てください)。突然、社長だった父が亡くなり、靴工場を継ぐことになった4代目若社長が、再生に向けて苦闘する姿にはとても親近感が湧きました。逃げ出したい、自分が望んでこうなったわけじゃない、突然こんな状況に放り込まれてもどうしていいかわからない、そう思うことは私たち誰にでもあります。主人公の若社長も始めは同じ。でも、彼は最後にあがいてみるんです、それもみんなの理解を得るのが難しい斬新な方法で。その過程を決して押しつけがましい苦労話ではなく、明るく描いているのがこの映画の良いところ。もちろん、暗雲が立ちこめる場面もあるけれど、全体的に軽快で華やかで、結末がどうなろうとキャラクターみんなが輝き始めるのが観ていて心地が良いんです。 このストーリーでは人間が深層心理で怖いと思う「はみ出し者にされること、なること」「人と違う生き方をすること」「変化」という大きく3つのテーマを扱っています。でも、それをどう克服するかが成功の鍵で、私たちの生活でも「必要な変化を恐れず、自分らしく生きる」ことが幸せに繋がるんだということを教えてくれます。 そして、感動的なだけでなく、経営的視点で観てもおもしろい。会社を存続するということ、従業員との付き合い方、会社の方向性を変えること…、いろいろと勉強になる部分もありました。 誰かと違ってても、誰も歩んだ道でなくても、自分らしく前進することで誰でもキラキラできるんだなと思わせてくれるステキな映画でした。 |
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2012.5.3 TEXT by Myson