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2017年1月28日より全国公開
東映
公式サイト
 GReeeeNのメンバーが歯医者さんということは知っていましたが、彼らのデビューの裏側にこんなストーリーがあったとは驚きで、本作で真相を知り、以前よりもっと好きになりました。本作はGReeeeNのメンバー4人ではなく、デビューのきっかけを作ったジンとヒデの兄弟にフォーカスされていて、彼らの家族の物語として描かれている点で、GReeeeNのファンかどうかを問わず、誰が観ても共感できる内容になっています。なぜGReeeeNは歯医者という職業を持ちながら、顔を出さずに音楽業も担っているのか。正直なところ、本作を観るまでは、単純に二足のわらじを履く器用な若者なのかと思っていましたが、その勘違いがすごく申し訳ないです。「二兎追うものは一兎も得ず」という考え方が主流の世の中ですが、彼等が二兎追う理由は家族を思い、自分の思いにも正直に行動した結果であり、それを実現している偉業にすごく共感できました。そして、GReeeeNを支えてきたジンの決意にも感動。皆がそれぞれ“自分の役割”を自覚した上で、夢を形にしていく姿は多くの人の心に響くに違いありません。松坂桃李と菅田将暉が演じる兄弟も最高のコンビネーション。現実の厳しさに、やりたいことよりも無難なことに走りたくなる現代で、こんなやり方もあるんだと教えてくれる作品。若い方だけでなく、ぜひ親世代にも観て欲しいです。 |
 デートでもぜひ観て欲しい1作です。夢を追う人と付き合うのには、希望と不安の両方があると思いますが、本作を観てシミュレーションしてみてはどうでしょうか？誰もがGReeeeNのように両方うまくやれるとは限りませんが、何か方法がないか、最初から夢を諦めないでお互いのやりたいことを応援する考え方を学べれば一緒に観て有意義だと思います。 |
 キッズやティーンの皆さんにぜひ観て欲しい映画です。まず、自分がやりたいことを何でもやって欲しいです。でも、家庭環境によってはそう簡単にいかない人もいるでしょう。夢を叶えるための第一歩は、家族の理解を得ることと言っても良いかも知れません。GReeeeNのヒデの父はとても厳格な人で、ミュージシャンになることをなかなか理解してもらえませんでした。それでも夢を叶えたヒデと、彼らを支えた兄のジンがどういう道のりを辿ったのか、その勇姿を観てお手本にしてください。 |
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©2017「キセキ −あの日のソビト−」製作委員会
2017.1.10 TEXT by Myson
