2018年5月25日より全国公開
東宝
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45歳バツイチのファミレス店長と、彼に恋をした女子高生の物語を、小松菜奈と大泉洋が演じるということで、想像が付きませんでしたが、観て納得(笑)。大泉洋のシーンがコミカルで、おじさんの悲しい性を笑い飛ばせる清々しさがあります。中年男性のトホホな姿は観ていて可哀相になる部分もありますが、大泉洋が演じているからこそ愛嬌が出ていて、小松菜奈が演じる女子高生が思いを寄せてもおかしくないなと思える部分があります。なので、世のおじさんに現実を突きつけつつ、夢と希望を与えるストーリーと言えます。夢いっぱいだった青春時代が過ぎ、大人になっても何者にもなれないまま、夢も諦めてしまった人達の代表が、大泉洋演じる店長だと言えますが、誰もが一度はこういう心境に陥ることがあると思います。この作品の良いところは、青春真っ只中の女子高生と、青春時代なんてずっと昔に終わってしまった中年男性のラブストーリーを描いているように見えて、実はそれぞれの青春が再び花開く様を描いている点。大人の青春映画とも言える本作は、幅広い層の心に響く内容で、元気と勇気を分けてくれます。 あと、小松菜奈が走るフォームも綺麗ですが、清野菜名の走り方が見るからに運動神経抜群な足の上がり方でカッコ良いので、ぜひご注目を(笑)。 |
女子高生と45歳のおじさんのラブストーリーなのかなと思いきや、そう単純なものではなく、危ないストーリーでもないので、デートでも安心して観られます。10代の気持ち、中年の気持ちが、それぞれリアルに描かれていて、学生カップルが観ても、大人カップルが観ても、どこかしら共感できるところがあると思います。鑑賞後は、学生時代に一生懸命打ち込んできたことなど、会話ネタも提供してくれるはず。 |
部活や学校の友達との関係など、ティーンの皆さんにはとても身近な話題が取り上げられていて、感情移入しやすいストーリーです。仲の良い友達と観に行くも良し、以前は仲が良かったのに何かがきっかけで少し疎遠になってしまった友達と観に行くも良しの映画です。老若男女楽しめる内容なので、親子で観るのもオーケーです。 |
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©2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 ©眉月じゅん/小学館
2018.5.23 TEXT by Myson