2013年1月12日より全国公開
エプコット
予告編
恋多きイタリア人らしいストーリーで、とても素敵でした。一度は愛を信じていたのに、最愛の人との関係が壊れてしまった苦い経験をした男女が、新たに永遠の愛を得られるのか奔走する群像劇。すごく愛していたからこそ、壊れてしまえば激しい憎悪に変わるというのは万国共通のこと(笑)。イタリアの人は恋に前向きだと思っていましたが(とはいえそりゃ個人差はあると思いますが)、一度ひどい失恋をすると恋愛に臆病になり、ほどほどの相手でそつなくつきあおうとしたり、元恋人に執着したり、お国を問わず失恋後の症状は一緒だな〜と共感しました。同じ人間だから、当たり前か(笑)。そして、後半は再び彼らが愛の素晴らしさを思い出す展開で、ほろっとさせられます。とても画になるラブシーンが、エスカレーターですれちがいざまのキスシーン。こういうシーンを昔のトレンディドラマで観たことあるなあと懐かしくも思いながら、とても映画的で素敵だと思いました。6組のカップルが出てくるのですが、きっとどのカップルかに共感しながら楽しめる作品です。ヨーロッパ映画って、ハリウッド作品とは違うユーモアがあって良いなと思わせてくれる一作。本作は本国イタリアで10億円の大ヒットをした作品ですが、イタリア映画は小難しいというイメージがある方も、この作品は気楽に楽しめると思いますのでぜひご覧ください。 |
ぜひデートで観て欲しいラブリーな作品ですが、「元カレ、元カノ」という副題が付いてるのでおわかりのとおり、元恋人に未練たらたらの人々のお話です。なので、その件で揉めている場合は、デートで観ると余計なことを考えてしまったり、見込みのない復縁への思いが再燃してしまったりとややこしくなる可能性があるので注意が必要です。あと、いやらしくはないですが、ちょっとエッチなシーンも出てきますので、過剰にウブなカップルは要検討です。 |
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2013.1.22 TEXT by Myson