最初から最後まで良い緊張感が続き、観終わった後、良い疲労感が得られます。本作は“ドラゴン・タトゥーの女”シリーズで、前作のルーニー・マーラに代わり、今作は主人公のリスベットをクレア・フォイが演じていますが、彼女もとてもカッコ良い!シルヴィア・フークスが演じた妹もすごく不気味でインパクト大です。メインのキャラクターはかなり制限されていますが、この姉妹のキャラクターだけで充分濃厚です。そしてアクションはもちろん、頭脳プレーも印象的で、観ていてとても爽快。今作ではリスベットの家族の闇に焦点が当てられていますが、リスベットのキャラクターを改めて復習したくなる内容になっています。また女性虐待というテーマもある分、作品に奥行きを感じます。思った以上にいろいろな視点で観られる作品です。 |
痛々しいシーンが結構あるので苦手な人がいそうです。作品自体はとても見応えがあるのですが、デートで良い雰囲気になるのを期待して観るタイプではないと思います。そのことを踏まえた上で一緒に観たいのであれば、デートで観てもオーケーでしょう。恋愛描写の部分ではカップルで観て気まずいシーンはあまりありませんので、そこは安心してください。 |
PG-12なので12歳未満の人も大人と一緒であれば観られますが、大人向けの内容でキッズには少々刺激が強いため、せめて中学生になってから観るというので良いと思います。本作は、幼少の頃の辛い体験を経て、2人の姉妹がどういう大人になったかが描かれた物語。主人公が大人になってからの物語がメインではありますが、子どもの頃の体験が後にも心に大きな影響を与えるという感覚は、年齢を問わず等身大の感覚で没入できると思います。 |