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ドラゴン・タトゥーの女
2012年2月10日より全国公開/R-15
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
特報映像
オープニングがむちゃくちゃダークでかっこよくて最初からワクワクさせられました。原作も読んでおらず、スウェーデン版も観ていないので、先入観なく事件のオチもわからず観ましたが、いきなり2人が一緒に捜査を始めるのではなく、出会うまでのいろいろな展開で、これは単なる推理ものではないんだなということに気付かせてくれました。「悪だけが唯一悪を制す」と特報のキャッチで観ていたので、リスベットは根っからの悪人という設定なのかと思いきや、そんな単純なものではなく、彼女のキャラクターの奥深さもちゃんと描かれていておもしろかったです。リスベットを演じたルーニー・マーラは、物事をクールでドライに受け止めているリスベットがやがて人間らしく、女性らしく変わっていく様を見事に演じていましたが、彼女がまさか『ソーシャル・ネットワーク』でマーク・ザッカーバーグの恋人エリカ役の子だったとは驚きです。あの清楚な感じからこの危険でクールな中性的キャラクターに変身するとはこれからすごい女優さんになりそうで楽しみです。
映画の世界観はフィンチャー監督作『セブン』を彷彿とさせる刺激があり、少々女性にはきついシーンもありますが、パンチが効いてて、最後にあっと言わせてくれて、なおかつちょっと切ない女子のストーリーとしても楽しめる作品です。映画好き女子にはたまらない作品ですよ! |
結構、痛々しいシーン、女性には少々きついシーンがあるので、本当にそういうのが無理な人は観る前にちょっと考えた方が良いかも知れませんが、最後まで観たら充実感が味わえる作品です。デヴィッド・フィンチャー監督らしいスタイリッシュでクールで刺激的な世界観を堪能できる作品なので、「映画を観てる」という生の感覚を共有できると思います。また、何を話せば良いかわからないウブなカップルは、登場人物がいっぱい出てきて観終わったら話を整理したい気分にもなるので、とりあえず鑑賞後の会話は一時“もつ”でしょう(笑)。 |
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2012.1.21 TEXT by Myson