2016年4月29日より全国公開
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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キャプテン・アメリカが主人公ではありますが、オールスター・キャストということで、ほぼ“アベンジャーズ”と言える内容で、すごく見応えがありました。今回、ソーとハルクは出てこない代わりに、スパイダーマンとアントマン、さらにもう1人新キャラが登場し、マーベルの世界観もより浸透して、ファンには溜まらない作品になっています。今作でアベンジャーズは、人々の命を救うヒーローという立場と、破壊者という立場の両方で苦悩し、どう対処するかを巡って意見が二分化してしまいます。どちらの意見もある意味正しいというところで観ているこちらも考えさせられるのですが、結果論でしか何とも言えない歯がゆさは正直残ります。でも、これが白黒はっきりしたらおもしろくないし、これこそヒーローものの最大のテーマの1つとも言えるので、今後も彼らの課題となっていくんだろうと思いました。 テーマだけ考えると結構真面目に観てしまうのですが、若くてテンションが高いスパイダーマンや、ヒーローに慣れない感じが愛嬌のアントマンなど、笑わせてくれるキャラクターのおかげで、緊張と緩和がちゃんとあるのも約2時間半の上映時間を飽きずに観られた要因ではないかと思います。また、キャストも超超豪華で、アベンジャーズだけでも豪華なのに、ダニエル・ブリュール、マーティン・フリーマン、チャッドウィック・ボーズマンなど主演級の俳優達が名を連ねています。最初から最後までアクション、ドラマとぎっしり詰まった本作。アベンジャーズ同士が戦う迫力あるシーンはぜひ大きなスクリーンで堪能してください。 |
デートでもぴったりの作品です。ラブストーリーはほとんどなく、友情がメインテーマとなっていますが、本作を機にお互いの親友について話してみると良いでしょう。親友の存在はある意味その人を映す鏡でもあるし、その友達といつ頃出会って、どんな付き合いをして、どんな思い出があるから親友なのかなどを話すことで、お互いをより知ることができるのではないでしょうか。 |
子ども達でも夢中になれそうなストーリーと迫力ですが、2時間半という上映時間に耐えられるかどうかだけだと思います。でも、友情とはどんなものか、だんだん理解ができてくるお年頃なら、年齢を問わず共感できると思います。大切な友達と意見が分かれてしまうこと、ピンチに陥った友達を助けることで自分もピンチになること、これから大人になればなるほど、そういうことが起こる可能性がありますが、友達を信じることの大切さが描かれているので、ぜひその点に注目して、自分ならどうするか考えながら観てみてください。 |
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2016.4.26 TEXT by Myson