2016年10月7日より全国公開
東宝東和
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ジェイソン・ボーンって、本当に強いですね。今作で改めて、肉体的にも頭脳的にも凄腕だなと実感しました。マット・デイモンは、普通にしていれば人の良さそうな風貌で、カッコ良いというよりは優しそうで親近感が持てるタイプですが、ジェイソン・ボーンを演じる彼は男らしく、クールなオーラを漂わせていて、その変貌ぶりはさすが名優ですね。また今回はアリシア・ヴィキャンデル、ヴァンサン・カッセル、トミー・リー・ジョーンズと豪華キャストが出演している点も見どころでしたが、個人的にはジュリア・スタイルズを久々に観てとても懐かしかったです。最近すっかり日本で公開される映画ではお目にかかれませんが、本シリーズにはずっと出ていたので、引き続き出演していたのは嬉しかったです。 今作で、ジェイソン・ボーンが失った記憶の真相が明かされるので、シリーズに一区切りつく内容でしたが、なぜジェイソン・ボーンが生まれたかという真相については、正直なところ個人的にはもう一捻り欲しいというところでした。私がこういうタイプの映画をたくさん観過ぎているせいもありますが、ジェイソン・ボーンになる前の彼をもっと掘り下げて欲しかったというところで少し物足りなさを感じてしまったのかも知れません。でも、続けようと思えば続きそうな終わり方をしたので、もし次があるとしたら、自分を取り戻した彼がどういう生き方をするのか観てみたいです。 |
シリーズものということもあり、前作を観ていたほうが楽しめるので、ぜひ一緒にDVDで先に復習をしてから鑑賞して欲しいと思います。前作にはロマンスもありましたが、今作はサスペンス・アクションに徹底していて、より男性好みな内容です。でも、たまには女子が男子の観やすい作品に付き合ってあげるのも良いのではないでしょうか。 |
スパイの話だけあって、人が次々と殺されるため、幼いキッズが楽しめるようなノリではありませんが、中学生くらいなら、カッコ良いスパイ・アクションとして楽しめるのではないでしょうか。たった1人でCIAの闇組織と戦うジェイソン・ボーンの頭脳戦を、自分なりに予測しながら観ると、ちょっと頭の体操にもなりそうです。 |
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2016.8.29 TEXT by Myson