『ジェイソン・ボーン』来日記者会見、アリシア・ヴィキャンデル/トレンディエンジェル<斎藤司、たかし>(MC)
マット・デイモン主演の人気シリーズ最新作『ジェイソン・ボーン』で物語を左右する重要な役柄を演じ、今最も勢いのあるハリウッド女優アリシア・ヴィキャンデルが、2016年9月29日に初来日を果たしました。今回、初来日と言うことで、日本を存分に味わってもらおうと、会見は東京都内にある八芳園で行われ、会場は和をふんだんにあしらったセットが施されていました。そして、 “今最も旬で天使のような美しさ”のアリシア・ヴィキャンデルにかけて、MCにはトレンディエンジェルの2人が大抜擢。アリシアは、「ミナサン、コンニチハ。アリシアサンデス」と、“斎藤さんです”のギャグにかけて挨拶をしてくれました(笑)。
もともと本シリーズの大ファンだったアリシアはこのシリーズの魅力について、「スパイというジャンルにとても新しいものを持ち込んでいるし、私達が生きている時代を感じさせてくれる作品です。旧3部作の最終章『ボーン・アルティメイタム』から約10年経ったあいだに、私達の世界も激しく変わりました。大きく変わったのはテクノロジーだと思うんですが、私が演じているキャラクターは、その変化のシンボルであると考えています。今作の一番大きなテーマは、プライバシーVS治安なのかなと思います」と熱弁しました。
次に、共演のトミー・リー・ジョーンズが日本のCMで楽しいキャラクターを演じているのをTVで見かけたかどうか尋ねられると、「残念ながら来日してからまだその広告は見かけていないんですが、確かエイリアンを演じているんですよね?『メン・イン・ブラック』と関係があるのかなと思ったりしたんですが(笑)。彼はレジェンドですし、これまで敬愛してきた役者さんなので、共演できたことは光栄でした。大柄だしストイックな雰囲気があるし、会う前はちょっと怖いのかなと思っていましたが、撮影に入って1日目か2日目くらいに、“アリシア、見せたいものがある”と私のところにiPadを持ってきて、“昨日、子馬が生まれたんだよ”と写真を見せてくださいました。それで一気に打ち解けて、30分くらい馬の話をして、それからとても仲良く撮影を進めることができました」と裏話を披露してくれました。
続いて記者からの質問で、今後彼女が『トゥームレイダー』に出る予定なので、マット・デイモンとの共演で何か活かせることがあったか聞かれると、「マットから言葉としてアドバイスを受けたわけではないですが、彼の仕事ぶりからいろいろと得るものがありました。マットは、地に足が着いていて、仕事に情熱を持っている方です。アクション映画にどれくらいの準備が必要かというところで、今回の作品のために監督のポールから、1年前に電話がかかってきたそうですが、マットは製作が決まってすぐにジムに行かれたそうです。だからそれくらい準備しなければいけない。でもその準備も喜びなんだと思います。私はちょうど映画を1本撮り終えたところで、トレーニングを始めていて、これから本格的に身体作りをしていきます。初めてのムエタイ、キックボクシングも取り入れていく予定です。バレエをやっていた経験が役立てば良いなと思います。なので、マットから受けた一番のアドバイスというのは、彼が本当に勤勉で、仕事にすべてをぶつける、その姿勢かも知れません」と答えました。その立ち姿の美しさから、バレエをやっていたという経歴にとても納得しましたが、アリシア自身が本格アクションに挑戦するということで、とても楽しみですね。
そして、今回の役柄ヘザー・リーについては、「彼女は野心的で強さと知性のある女性ですが、監督に初めて会った時にCIAでこんなに若いのにこのポジションに就くことが実際にあるのか聞いてみたら、実際に若い世代の方が本当にいろいろ活躍していることを聞きました。彼女はミステリアスで、本当に彼女が望んでいる事、倫理観は、捉えがたいものがあります。私は野心というより、向上心は持っていたいと思いますが、彼女との大きな違いは、彼女が一匹狼であるところ。ある意味、周りの世界から自分を守るためにすごく高いシールドを張っているようなところがあるのかなと思います。あまり微笑んだりすることもありませんが、私はヘザーよりもう少しユーモアを持って、いろいろな事を場合によっては軽く受け止められるような生き方をしたいです」と語りました。
最後にトレンディエンジェルより、アリシアが10月3日が誕生日ということで、サプライズ・プレゼント!赤い和傘を贈りました。斎藤が、“ハッピー・バースディ・トゥ・ユー”と熱唱したのですが、意外に上手くてビックリでした(笑)。アリシアも和傘と歌にすごく喜んでいました。歌を褒められた斎藤は、調子に乗って、マット・デイモンの大きなポスターを背にして、アリシアを口説き始め「私はマット・デイモンです。私のショートヘアはどうですか?」と聞くと、「パーフェクトです。後ろの写真よりも、実物のほうがイケてますよ」とナイスな返し(笑)。それに斎藤が「サンキュー。ジャパニーズ社交辞令」とツッコむと、「私の優しさです」と再び完璧な返しで会場を沸かせました。
アリシアは本当にどんな表情をしても可愛くて、リアクションもノリノリでもっと好きになりました。こんなにキュートなアリシアですが、本作ではとてもクールな役柄を演じていて、オスカー女優としての演技力も見せつけています。乞うご期待!
『ジェイソン・ボーン』
2016年10月7日より全国公開
配給:東宝東和 公式サイト
© Universal Pictures
トーキョー女子映画部での紹介記事
■映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
薄毛芸人に“優しい”超キュートなアリシア・ヴィキャンデル初来日『ジェイソン・ボーン』 はコメントを受け付けていません