2016年3月19日より全国順次公開
セテラ・インターナショナル
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本作は、4人娘全員が国際結婚をする家族のドタバタが描かれたフランス映画ですが、結婚をテーマにしているという点では世界共通で、共感できるところがたくさんありました。本作を機に知ったのですが、フランスは異人種間結婚が世界ナンバー1の国だそうで、映画のなかでは、アラブ人、ユダヤ人、中国人、コートジボワールの黒人と、人種さまざまなお婿さんが登場します。そんな異文化、異宗教のお婿さん達に、娘達の両親はなかなか馴染めず、困惑する様子がコメディタッチに描かれていました。 本作の監督にインタビューをさせて頂いた際に、「実際に今のフランスでも、(本作の)娘達と同じくらいの世代の人達は、子どもの頃から外国人と一緒に学校に行っているから、すんなりと異文化、異宗教を受け入れることができ、恋に落ちることもできますが、両親達世代は純粋なフランス人しか知らないので、どうしても外国人を受け入れることに時間がかかってしまうんです」と話していました。日本でも国際結婚をする人はいますが、最近は日本にたくさんの外国人の方が訪れているので、今後もっと国際結婚が増え、フランスのようになることもあり得るのかなと思いました。 真剣に結婚について考えるのもアリですが、単純にコメディとしても楽しめる作品なので、ヒューマンコメディ系が好きな方にオススメです。個人的には、お父さん同士のやり取りが爆笑でした(笑)。ぜひ楽しみながら観てください。 |
結婚にまつわる家族のドタバタが描かれているので、結婚を考えているカップルには特にオススメです。付き合っているときは当人同士だけのお付き合いで済むけど、結婚することによってお互いの家族も関係してくるということを、本作を通して疑似体験することができます。とはいえ、結婚の大変さだけでなく、楽しさもわかる作品となっています。ぜひこれを機に自分達の関係やお舅さんお姑さんとの付き合い方についても考えてみてください。 |
キッズも観ることができますが、さすがに結婚はまだまだ先の話なので、単純にコメディとして楽しんで欲しいと思います。ティーンは、登場人物の人間関係について観察しながら観ましょう。どのキャラクターも決して間違ったことを言っているわけではないのですが、お互いの価値観の違いを受け入れることがなかなかできません。皆さんもこれを機に、どうやったら価値観の違う人を受け入れることができるのか自分なりに考えてみましょう。 |
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2016.3.15 TEXT by Shamy