2016年9月22日より全国公開
松竹、日活
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日本史には苦手意識があったので、受験終了後はすっかり忘れてしまいましたが(苦笑)、豊臣家と徳川家に関連する時代は、数々のエンターテインメントで舞台にされていて、やっぱりドラマチックだったんだなと改めて思います。真田幸村は名前しか記憶になく、原作の『真田十勇士』も読んだことがないので、本作は真っ新な状態で観ましたが、それぞれのキャラクターが魅力的に描かれていて、時代劇はとっつきにくいと思っている人にも観やすい印象がありました。史実が詳しく頭に入っていれば、こういうストーリーも史実と照らし合わせたりするおもしろさがもっと味わえるんだろうなと思うと、ちょっと悔しいですね。 最初とエンディングがアニメーションで作られていて新鮮味があり、アニメーションだからこそ、良い意味で遊んでいる感が伝わってきて、終始楽しい映画という印象に。堤幸彦監督作ならではのコメディ・タッチな演出が、取っ付き易さをより感じさせているのだと思いますが、エンディングでもストーリーが続いているので最後までお見逃し無く。 |
歴史に詳しくなく、時代劇を観慣れていなくても、取っ付き易い作品なので、デートで観るのもオーケーだと思います。ただ、アクションシーンでは刀でグサッと刺されたり、首が飛んだりするので、そういうシーンすら苦手な人を誘う場合は、予告しておいたほうが良いでしょう。恋愛物語の要素はちょいちょいありますが、コミカルに描かれている程度で気まずくはならないと思います。うんちくを語られ過ぎるのもしんどいですが、多少歴史に詳しい人と観ると、史実ではどう人間関係や背景があったのか教えてもらえて、より楽しめるのではないでしょうか。 |
こういうエンターテインメント作品で日本史に触れることで、学校で習っている内容にも興味が一層沸くと思うので、キッズやティーンの皆さんもぜひ観てみてください。まだ習っていなくても、自分で史実を調べてみたりすると、比較するおもしろさも味わえて、より頭に入ります。豊臣秀吉や徳川家康にまつわる時代はいろいろなエンターテイメント作品に影響を与えていて、エンターテインメント上では史実とは違う解釈や描き方がされていることが多いですが、史実を知っていることで、よりエンターテインメントも楽しめるので一石二鳥です。 |
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©2016『真田十勇士』製作委員会
2016.9.20 TEXT by Myson