2011年10月28日より全国公開
ギャガ
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これぞエンターテインメント!ポール・W・S・アンダーソン監督ならではの『バイオハザード』のような迫力あるアクションも満載、17世紀が舞台なのにハイテクな仕掛けが登場するのも新鮮で、全く新しい「三銃士」として楽しめます。ミラ・ジョヴォヴィッチがルパンでいう峰フジ子のような役柄で、優雅な貴婦人を演じながらも、スパイの動きを取るのでときにドレスがミニになったりするのですが、華やかで個性的な衣装も本作の魅力の1つです。恋愛の要素も意外に多く、王と王妃、主役のダルタニアンと侍女、アトスとミレディといったカップルたちの関係がどう展開するのかも見どころ。あと良いなと思ったシーンは、ダルタニアンが銃士になるために故郷から出発するときに母は面倒に巻き込まれないようにと忠告するのに対し、父がどんどんいろいろなことに巻き込まれなさいと真逆のことを言います。なんだか自分の親を思い出しちゃいましたが、母は心配してくれて、父は心配しながらも子がいろいろな経験をすることを喜んでくれる…という構図にすごく共感しました。冒険もののこういうシーン結構好きなんですよね。本作もちゃんとそういう要素があって嬉しかったです。 主演のローガン・ラーマンは観る前はピンときませんでしたが、こんなかわいい顔をしながらむちゃ強い役でハードでスピーディなアクションをこなしています。このギャップにきゅんとしちゃう女子が続出するんじゃないでしょうか(笑)。三銃士を演じる3人と主役ダルタニアンを演じるローガン・ラーマンが日本ではまだ知名度があまりないので作品が地味になっていないかなと思いつつ、脇にミラ・ジョヴォヴィッチ、オーランド・ブルーム、『イングロリアス・バスターズ』でアカデミー助演男優賞ほか数々の賞を受賞したクリストフ・ヴァルツという面々が揃っているし、何よりアクションやセットなどが豪華なのでそんな心配は不要でした。 「三銃士」が好きな人もいれば、「三銃士」って時代物でしょ?と思っている方もいると思いますが、これはもう別物として、新しい物語として楽しんで欲しいと思います。 |
すごくデート向きの映画です。アクションも見応えあり、ロマンスもあって、展開もテンポ良く進んでいき、上映時間は104分と観やすい長さ。デート向き映画の要素はかなり揃っています。本作は「三銃士」といっても、もはや時代物ではありません。老若男女楽しめて、良い意味で万人ウケする内容です。誰にでも楽しめますので、付き合いたてのカップルでもオーケー。3組の男女に恋愛的展開がありますが、若い世代、大人世代といて、それぞれの世代らしい恋の駆け引きも楽しめます。 |
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2011.10.01 TEXT by Myson