TOP > 映画批評TOP > 映画批評サ行 > HERE
世界一キライなあなたに
2016年10月1日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト
ラブストーリーでありながら、扱うテーマはかなり重く、観る前の想像とは違っていましたが、映画としてはとても見応えがありました。もし、自分がこういう恋をしたら主人公のように強くいられるだろうか、相手のことを一番に思うってどういうことだろうかと、すごく考えさせられる内容です。結末をどう感じるかは賛否両論分かれそうで、気楽に観られるラブストーリーではありませんが、すごく素敵なラブストーリーであることは間違いありません。
エミリア・クラークが演じる天真爛漫な女の子がすごく可愛くて、この役にイメージがピッタリ。サム・クラフリンも感情の起伏が激しい役柄を見事に演じていましたが、今まで観てきた彼の出演作でこれが一番カッコ良く見えました。それくらい素敵なキャラクターです。2人が演じたキャラクターに感情移入しやすかったからこそ、物語の切なさがグサッと心に刺さりました。正直、主人公達がどうすべきだったかという正解は誰にもわからないと思いますが、これほど深く誰かを愛するという経験ができることはとても素敵なことで、私はこの結末を前向きに解釈しました。観終わったあとは、いろいろな人の意見を聞いてみたくなる秀作です。そして、私は涙が止まらなかったので、女子の皆さんは化粧直しの道具を持っていくことをオススメします。
|
誰かを好きになり、相手の人生に入り込んだ時点で、もう自分だけの人生ではなくなります。そんなことをすごく感じさせられた映画です。自分の決断が相手の人生を大きく変えてしまう、でも自分の選択はもう変えられない、そういったとき、どうすべきなのか。今だけじゃなく未来を見据えての決断は、その場で正解が見えるものではありません。それでも精一杯お互いのために今やれることをやる主人公2人の姿は、真剣に恋愛をする人にとって、良い刺激になるはずです。好きでもない人と一緒に観るともったいないので、大好きな人と行くデートでぜひ観てください。 |
キッズにはまだ難しいテーマが扱われているので、中学生くらいになってから観ると良いと思います。ティーンの皆さんにはぜひ観て、自分だったらどうするか考えてみて欲しいと思います。これは恋人としての立場でなくても、家族や親しい友達の場合だったらと考えても、同じように痛みを感じられる物語です。それぞれのキャラクターの目線で、どんな風に感じるかイメージしてみてください。 |
関連記事:
■【映画に隠された恋愛哲学】大切な人の障害を受け止めるとは、こういうこと
■TJE Selection イイ男セレクション/サム・クラフリン
©2016 Warner Bros. Entertainment Inc. and Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved
2016.9.12 TEXT by Myson