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2017年8月26日より全国公開
東宝、アスミック・エース
公式サイト
 原作は累計590万部越えの司馬遼太郎のベストセラー。私は日本史が苦手だったので、本作の主人公、石田三成については、受験が終わった時点でほとんどどんな人物か忘れてしまった感じですが（苦笑）、岡田准一が演じる石田三成は、とても魅力的なキャラクターに思えました。岡田准一って、こういう役をやらせてもほんと上手ですよね！戦国武将にまつわる作品は本当にたくさんあって、誰の視点で描かれるかによって、各人物像も見え方が随分違って見えますが、本作では石田三成が魅力的に見える一方で、役所広司が演じる徳川家康はとても憎たらしい人物として描かれており、教科書で習った各人物を改めておさらいしたくなりました。男性好みの映画というイメージは否めませんが、戦国武将好きの女子も最近多いと聞くし、ラブストーリーの要素もあるので、思ったよりとっつきやすいと思います。女子の皆さんも観てみてください。 |
 時代劇は好き嫌いが分かれるので、好きか苦手かをはっきり言える仲になってから誘うほうが良いでしょう。人物関係は観ていればわかる部分もありますが、戦国時代についての一般常識すらないと、少々置いてけぼりになり、存分に楽しめないかも知れません。相関図くらいは先に公式サイトなどで予習しておいたほうが良いでしょう。歴史好きな人は、鑑賞前や鑑賞後にレクチャーしてあげるのも良いですが、熱くなり過ぎて蘊蓄自慢にならないように注意してください。 |
 歴史劇を観る度に、自分がいかに日本史が苦手だったか痛感させられるのですが（苦笑）、改めて歴史を大きく動かした人物（諸説あるうちの一部で、映画は脚色もあると思いますが）の人となりを知ることになり、「もっと日本史を覚えていたら、こういう映画を観てもおもしろみが増しただろうに」と反省の念が浮かびます。なので、皆さんにはしっかり歴史を勉強してくださいと言いたい（笑）。逆に、本作のような映画を観て、歴史に興味を持つというのもアリだと思います。映画は史実のとおりでない場合もありますが、教科書や教材と照らし合わせて頭に入れることで、勉強にも役立ちそうですよね。 |
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©2017『関ヶ原』製作委員会
2017.8.7 TEXT by Myson
