2015年10月17日より全国公開
東映
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本作は南波あつこ原作の少女マンガが映画化された、高校生の甘酸っぱい恋愛物語となっています。もつれまくる三角関係は、つい意地悪な大人目線で観てしまい、じれったいなと感じましたが(笑)、高校生の頃って単純なことでもなぜかややこしくなってしまったことがあったな…とちょっと昔を思い出しました。でも大好きな人に対してストレートに気持ちをぶつけたり、気持ちの赴くままに行動できる彼らの若さはすごく羨ましく、彼らから勉強する部分もありました。 主人公の美野原圭吾役を志尊淳が演じていて、無邪気で明るい表情と真剣な表情とのギャップがすごく可愛かったです。また少女マンガの定番、壁ドンや顎クイのシーンもあるのですが、本作の場合は「あれ?今のって壁ドン?」と思うくらいさりげなく、自然にやっています。最近はコメディタッチな演出として壁ドンなどが使われることが多かったのであまりキュンとしないと思っていましたが(笑)、このくらい自然だとキュンとするんだなと思いました。恋に疲れてしまった方、お休みしている方が観ると、昔の懐かしい記憶を呼び起こすことができ、また恋愛してみようかなと思える作品です。ぜひ初々しい気持ちを思い出しながらご覧ください。 |
大人がデートで観るのもアリですが、主人公たちと同世代の高校生カップルには特にオススメです。相手が優柔不断なタイプであれば、女子2人の間で揺れる主人公を反面教師として観てもらい、刺激しても良いかも知れません(笑)。本作ではじれったい三角関係の恋愛が描かれているので、自分たちに置き換えつつお互いの大切さについて考えてみましょう。また本作を観ると男女の恋愛感覚の違いがわかるので、ぜひ自分たちの恋愛にも活かしてください。 |
キッズは「高校生になったらこんな恋愛ができるの!?」と憧れを持って観ることができるでしょう。ティーンは、男女の恋愛に対する考え方の違いに注目しましょう。特に普段、男子の煮え切らない態度にイライラする女子の皆さんは、本作を通して男子の生態を知ることで、ちょっと気持ちが楽になるかも知れませんよ(笑)。楽しい恋愛映画でキュンキュンするのも良いですが、ちょっと現実が見える本作でぜひ男女の違いについても勉強してみてください。 |
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©「先輩と彼女」製作委員会 ©南波あつこ/講談社
2015.10.7 TEXT by Shamy