2012年6月23日より全国公開
ツイン
公式サイト 予告編
いろんな意味でビックリする内容でした。まず、鬱の解決法がビーバーのパペットという設定。メル・ギブソンが演じるウォルター・ブラックは鬱に悩み、家族とも離れることになり、もうどうしようもなくなったときにビーバーのパペットを拾い、彼を手にはめ、彼を通して周囲の人と言葉を交わすことで一見回復していきます。前半はコミカルに見えるのですが、段々狂気にも見えてきて、このバランスがとても絶妙でした。すごく難しい演出、演技だと思いますが、監督も務めたジョディ・フォースターと、メル・ギブソンだからこそできたという感じがします。そして、ラストがなんとも衝撃的で、油断していたらビックリという感じでした。ぞっとする部分もありつつ、そうすることで本当の意味で救われるという皮肉なラストですが、こういう毒気がある方が私は好きです。とても不思議な物語で、派手さはないですが、映画好きにはオススメの一本です。 |
もしもパートナーが鬱になったら…なんて想像は一回くらいはしたことがあるのではないでしょうか?もちろん一緒に病と闘って…と思うはずですが、この主人公のような治療法だったら、つきあえますか?そんなことを考えながら観るとおもしろい映画だし、お互いに相手が大変で想像もつかない状況に陥ったらどうするだろうと現実的な想像を掻き立ててくれる、ある意味刺激的な映画です。ラストはちょっと衝撃的で、明るい映画ではないですが、本命カップル、夫婦で観るのが良いと思います。 |
関連記事:■【映画を処方】壊れた私の修理法1
© 2011 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2012.6.9 TEXT by Myson