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2011年10月29日より全国公開
東宝
公式サイト
 依頼人のアリバイを証言できるのは、金縛りにあわせた落ち武者の幽霊だけ…という突拍子もない設定でどんな展開になるのか想像も付きませんでしたが、途中途中「なるほどね」と思うところもあり、意外にスムーズに物語の世界に入り込めました。一方でおとぎ話とわかって観ている部分もあるので、良い意味でありえない設定のくだらないギャグも笑えたし、ずっと楽しい気分で観ることができました。 特に笑えたのは、生瀬が演じるタクシーの運転手のくだり（数カ所）、阿部寛が演じる弁護士が法廷で時間稼ぎをするところ。ここは声を出して笑っちゃいました。 設定が設定だし、わざとらし過ぎるとほんとに冷めてしまうと思うのですが、名優揃いなので演技に安定感があるというか、特に西田敏行、中井貴一、阿部寛に関しては、真剣なところと、ユーモアのある芝居とメリハリがうまいなと改めて思いました。 142分というのは長すぎるなと思いましたが、観ている分にはあまり長さは感じませんでした。気楽に楽しんで欲しい作品です。 |
 ラブストーリーでもなければ、派手なアクションもないですが、気楽に笑えるコメディなので、デートで観ると楽しいはず。老若男女問わずわかる物語なので、どんなカップルで観ても良いと思います。観終わったあとにあれやこれやと話し合うというタイプのテーマではないですが、「あそこで笑った」とか、笑いのツボをお互いに確かめ合うと、カップルとしての相性もわかるかも知れませんよ。 |
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©2011 フジテレビ 東宝
2011.10.29 TEXT by Myson
