2017年4月22日より全国公開/PG-12
カルチャヴィル
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ホッコリ感動もあり、とってもキュートな映画でした。ヘイリー・スタインフェルドの演技がとても素晴らしくて、17歳の感情がすごくリアルに伝わってきました。憎たらしいのに愛嬌のある不器用な主人公ネイディーンは、まさにスウィート17モンスター。私もとても不器用な性格なので、主人公のネイディーンを観ていると、17歳だった頃の自分を観ているような複雑な気持ちになると同時に、すごく共感できました。自分が17歳だった頃を振り返っても、この頃って自分の事で精一杯だったし、回りが見えているようで見えていなかったり、自信があるようで実際はなかった気がします。不器用なので、相手に良かれと思ってやっても響かなかったり、そんな相手の反応に意気消沈しながらもカッコ悪いから気持ちを隠したり…。すごく懐かしい感情がいろいろと蘇りました。でも、愛に溢れた展開に幸福感も味わえて、だんだん自分を受け入れていく主人公の姿に元気をもらえます。ティーンの皆さんはもちろん、大人にもぜひ観て欲しい秀作です。 |
キュートで楽しい作品なので、デートで観るのも良いと思いますが、背伸びをした17歳のセリフのなかには、卑猥な言葉も出てくるので、ウブ過ぎるカップルだと少々気まずくなるかも知れません。でも、物語的には不器用同士のカップルこそ、観て共感できる内容です。クスクス笑えるシーンも多いので、一緒に笑っているうちに2人の距離も縮まるのではないでしょうか。 |
PG-12なので、12歳未満の人は大人と一緒に観てください。ティーンの皆さんは主人公ネイディーンや、その友達、兄など、等身大で共感できるキャラクターが見つかるはず。何をやっても空回りしたり、友達や家族とどう向き合えばわからないと悩んでいるなら、ぜひ観て欲しいです。自分が思っているほど人生は最悪じゃないんだと、主人公から元気や勇気をもらえるはずです。 |
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2017.4.3 TEXT by Myson