2016年1月30日より全国公開
松竹
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霊がそのまま出てきて怖いというよりは、後からストーリーを思い出してゾッとするタイプの映画です。映像や音にしても、ホラーを観慣れていればすごく怖いとは思わないのですが、背景にあるストーリーが怨念まみれで怖いという、邦画ホラー独特の怖さを持つ作品です。 怪奇ものの小説家が、いろいろな人の体験を募り、調査していき、あるマンションに住む女子大生の話をもとに調査していくと、とんでもない過去に辿り着くという展開なのですが、原因が1つで終わらず連鎖していくというのが予想外でさらにゾッとしました。本当にこういうことってあり得るので、そういう意味でもゾクゾクしてしまうんですよね。映画のなかでも、全く影響を受けない人もいれば、引きずられてしまう人もいて、なのでこういうタイプの映画は本当に観ない方が良い人もいそうですね…って、この紹介の仕方、怖いでしょ〜(笑)。まあ、真相を確かめたければぜひ映画をご覧ください! |
お化け屋敷感覚でキャーキャー言いながら観てくださいというお気楽なホラーだったら良いですが、ちょっとこれは本当に霊感が強い人はやめておいたほうが良いのではないかと思えるストーリーだったので、誘う際には過去に良くない経験をしていないか聞いてみると無難です。そういうことに全く影響を受けなさそうなら、こういうタイプの映画は観終わった後に、なんだかんだ話題にはしやすいので、デートで観ても良いのではないでしょうか。 |
キッズは泣いちゃいそうなので観るなら覚悟してください。私は霊感が無いのでわかりませんが、中学生以上でも、修学旅行などで旅館等に泊まった際、良からぬ経験がある人は、こういうタイプの映画を観るときは、後々の気分がどうなるか考えてから観た方が良さそうです。観に行くとしたら、友達をいっぱい引き連れて行くと心強いと思いますよ。 |
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© 2016「残穢−住んではいけない部屋−」製作委員会
2016.1.25 TEXT by Myson