2013年2月15日より全国公開
ギャガ
公式サイト 予告編
9.11の首謀者オサマ・ビン・ラディンがネイビーシールズに殺害されるまでの真相が描かれた本作。関係者たちに念入りに取材し、CIA最先端技術による全世界規模の情報収集、拷問、スパイ活動、賄賂、シールズ隊員による隠密作戦など、こんなトップ・シークレットを映画にして大丈夫かと思ってしまう内容でした。そして、ビン・ラディンを追い詰めた中心人物は、若きCIA女性分析官というのも驚きです。内容は軍事的で女性向きの映画に見えないかも知れませんが、力業の拷問ではなく頭脳戦で情報を引き出す点や、女の直感とも言える判断で任務を遂行させようとする点など、女性が観て共感できる部分もありました。冒頭から拷問シーンで始まるので、158分という上映時間を耐えられるのかと思いましたが、ギリギリで残酷な部分は映さないし、終始緊迫した内容なのでハラハラしながら見入ってしまいました。こういう演出は女性監督キャサリン・ビグローならではのセンスなんでしょうね。 ※ゼロ・ダーク・サーティ:米軍軍事用語。未明を表す。今回の捕縛作戦を決行した時間だと思われる。 |
言わずともわかると思いますが、拷問、テロ、戦闘シーンが多いので、内容としてデート向きではありません。ムードのあるデートをする必要がない、二人ともデート気分は関係なく本作に興味があって観たいと思っているならば良いと思いますが、上映時間が長いので、スケジュールをうまく組む必要があります。観るとしても本作をデートの締めに持ってくるのはおすすめできません。 |
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2012.12.31 TEXT by Myson