2014年3月15日より全国公開
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ジョセフ・ゴードン=レヴィットの初監督作。今作で彼は監督、脚本、主演を務めています。かなり鍛え上げた肉体でプレイボーイを演じ、これまで彼がやってきた役柄とは印象が異なります。物語の前半ではこの主人公がただの性欲の塊にしか見えないように描かれていて、今までいろいろな映画で役作りのために身体を改造してきた俳優の話は「何s痩せた、太った」と噂されますが、性欲が強すぎる男子という“こんな設定”のためにこれだけ身体を作るっていうのもすごいなとある意味感心しつつ、内心笑えました(笑)。でも、こういう身体を作って演じたことで役に説得力がかなり出て、やられた感がありました。 |
ポルノにゾッコンの男子が主人公なので、終始そういう話題で物語が展開します。このテーマから予想するほどベッドシーン自体はありませんが、Hな気分になった男女がイチャイチャする場面はたびたびあります。逆にこのイチャイチャするシーンの方が生々しいかも知れません。なので、そういうムードが気まずい相手とのデートでは観ない方が良いでしょう。ただ、性行為の捉え方についての男女の違いをわかりやすく描いた作品なので、既に親密な仲になっているカップルはお互いの理解を深めるために一緒に観ても良さそうです。 |
R-15指定なので、中学生以下は観られません。高校生以上のティーンはまさにHなDVDなどに興味津々のお年頃だと思いますが、本作を一通り観ると意外にその気持ちが変わるかも知れません。とはいえ、頭でわかっていてもまだ実際の経験がないうちは好奇心が先立って、この映画が言おうとしていることを完全に理解、納得はできないと思いますが、結局大事なのは何かということは頭においておくと、将来本当に好きな女性が出てきたときに役に立ちます。 |
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2014.1.18 TEXT by Myson