2016年9月10日より全国公開
松竹
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シリーズ2作目となる今作は、あの無茶な参勤交代の帰り路以降に起きた物語で、ストーリーは繋がっています。一つの問題が解決して、メンバー一同喜んでいたのも束の間、湯長谷藩では藩主不在のなか一揆が勃発。2日以内に一揆を収めないと藩はお取り潰しとなる危機に瀕して、彼らはまた走って参勤交代をすることになります。それにしても、「超高速って、走るんかい!」とツッコミを入れたくなる設定は相変わらず笑えますが、実際はたった6人で移動しているのに、大勢の参勤交代に見せかけるための秘策は今回もアイデアが詰まってます。コミカルなテンションは保ちつつ、今作はアクション・シーンがふんだんにあり、1作目より侍ムービー感もアップ。へなちょこな藩に見えて、侍たちが皆強いのがまた憎いですよね。1000人に対してその10分の1にも満たない人数で立ち向かうという無謀な戦い、彼らはどんな知恵を使うのか、答えはぜひ映画でご覧ください。 |
気まずいシーンもなく、ストーリーもシンプルなので、どんなカップルでも安心して観られます。時代劇ですが、堅苦しさもありません。お互いにはっきりと言葉で好意を伝えていないカップルのコミカルなラブシーンが出てくるので、同じような状況のカップルは、鑑賞後に彼らを真似て、愛を告白しあうというのはいかがでしょうか(笑)。友達以上恋人未満のカップルも、気持ちをはっきりと伝えるきっかけにしてみても良いかも知れません。 |
小学生、中学生、高校生の皆さんは、学校で日本史を習っている分、馴染みやすいストーリーだと思います(ただし、本作は実話ではありません)。“参勤交代”や“一揆”という言葉を習った人も、まだ習っていない人も改めて、調べて観ると興味も一層増すでしょう。藩を守るために、お金も時間も人手もないなか、知恵と工夫で乗り越える藩主と家来達の奮闘ぶりも、見習うべきところがたくさんあります。 |
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©2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会
2016.9.5 TEXT by Myson