2016年6月1日より全国公開/R-15+
20世紀フォックス映画
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マーベル作品とはいえ、ちょっと異質な作品だと予想はしていましたが、かなりぶっ飛んでいて、良い意味で期待を裏切ってくれました。主演はDCコミックのヒーロー『グリーン・ランタン』でタイトルロールを演じたライアン・レイノルズなのですが、その件も自ら劇中でいじっていてビックリ(笑)。その他にも「それってアリなんだ〜」って思えるブラックジョークがふんだんにあって、観ているこちらの意地悪心をくすぐる内容が嬉しかったです。そして、バイオレンスの描写が他のマーベル作品に比べて激しくて、他のアメコミに例えると、1作目の『キック・アス』に近いエグさがあります。と、ここまでくると、ただクレイジーなヒーローなのかなと思ってしまいますが、ラブストーリーの要素が意外に多いことにも驚きました。そういった点も含めて、本作は意外性がたくさんあり、昨今の大量のアメコミ作品に飽き飽きしていた人にも新鮮味が味わえる内容です。今後ヒーローとしてどうなっていくのかということも気になりますが、マスクとスーツの中身(ネタバレするので敢えてこういう表現にしておきます)を解決できるのかが気になります。また、“X-MEN”との関連もあるので、今後どう関わっていくのか楽しみです。もちろんライアン・レイノルズは肉体美を披露していますので、マッチョ好き女子は要注目です。 |
マーベルのスーパーヒーローとは一線を画した、ある種のダーク・ヒーローなので、内容については油断禁物。バイオレンスとエロさが多めなので、初デートや交際ほやほやのカップルの映画デートには不向きです。劇中では映画にまつわる話題も多く出てくるので、逆に映画好きカップルにはオススメの作品です。でも、ブラックユーモアたっぷりの作品なので、頭が固い人は誘わないほうが良いでしょう。 |
R-15なので、15歳未満の方は観られませんが、高校生でもちょっとハードな気がします。笑えるシーンもありますが、万人に受けるようなギャグではないし、大人向けのギャグが多いので、敢えてキッズやティーンにオススメという作品ではありません。ただ、「スーパーヒーローといえばこういうものだ」というイメージは良くも悪くも崩してくれるので、物事にはいろいろなパターンがあることを知るきっかけに観ると良いでしょう。 |
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2016.5.23 TEXT by Myson