2017年12月2日より全国公開/PG-12
AMGエンタテインメント
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いじめられっ子から、福岡最大勢力の暴走族総長になったお笑い芸人“バッドボーイズ”の佐田正樹による実録自伝小説を映像化した、ぶっちぎりに熱いヤンキー青春映画。主役を務めるのはモデル出身の若手イケメン俳優、健太郎。これまでのイメージを覆すような、血の気たっぷりの男くさい役を体当たりで演じていて、良い意味で衝撃を受けました。 “ケンカ、バイク、友情”というヤンキー三種の神器(?)を網羅したストーリーはドラマチックで、ユーモアとデフォルメが加えられているとはいえ、これが事実だと思うと驚かずにいられません。主人公の正樹の成長や葛藤も繊細に描かれていて、エンタテインメント作品としての見どころもたっぷり。正樹と仲間達の男同士の絆に胸を打たれて、草食男子だのロールキャベツだのとフェミニンな男子がもて囃されるこのご時世に、強がる男子のかっこよさを再確認してしまいました。 |
女子の立場からすると「男って、しょうがないわね!」と思う部分も多々ありますし(笑)、デートで観るよりは気心の知れた友人同士で観るほうが盛り上がる作品だと思います。ラブストーリーの要素はほぼないですが、山田裕貴演じる正樹の親友、厚成(あつなり)を支える恋人のアキが、母性に溢れながらも腹が据わっていて、すごくカッコ良い!アキを演じる今田美桜は“福岡で一番かわいい女の子”としてスカウトされたという注目株なので、ぜひ彼女の演技と存在感もチェックしてください。健太郎&山田の息の合ったバディぶりも女子にとっては萌えポイント。山田は若手ながらも「ああ、山田くんなら大丈夫」と思わせる安定の演技力で作品全体を引き締めています。 |
正直なところヤンキー映画を保護者と一緒に観るなんて無粋ですが(※筆者の個人的な意見です)、本作はPG-12作品。12歳未満の人は保護者の助言や指導のもとにご覧ください。未成年の喫煙シーンやバイオレンスシーンもあり、男子は影響を受けてしまいがちだと思いますが、そこはあくまでも物語として楽しんでくださいね。 |
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2017.11.29 TEXT by min