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2012年9月7日より全国公開
パラマウント ピクチャーズ ジャパン
公式サイト
 相変わらずのサシャ・バロン・コーエンっぷりが楽しめますが、今回は結構政治的なメッセージを強く感じる内容だったので、観ようによっては真面目に考えさせられる部分もありました（ほんとかよ！笑）。見た目はアホ丸出しの下ネタ全開の映画ですが、ここまで極端な独裁者を描きながら、どこかの国に実在する政治家にありそうな側面を持っていて、風刺的なメッセージが伝わってきます。日本では知名度や人気はまだまだかも知れませんが、政治的テーマや世間の膿を、たっぷりの皮肉で超絶コメディとして描けるサシャ・バロン・コーエンが、海外では人気を得ているのもわかります。なかなか、日本映画ではこういう作品は作れないと思います。ちょっと褒めすぎですかね（笑）。ここまでクレイジーなジョークを受け入れられるか、引いてしまうかは、もちろん好みの問題ですが、私は結構好きだし、一度は試しに観て欲しいなと思います。 |
 かなり下品だし、クレイジーさが半端でないので、冗談が通じない人が観るとイラッとするかも知れません（笑）。なので、まだ付き合いたてでウブなレベルのカップルや、下ネタにぎこちなさを感じてしまうカップルにはお薦めしません。それに政治思想に熱い彼氏や旦那さんの場合、この映画の風刺に賛同するか、激怒するかのどちらかだと思うので気を付けましょう。そして、交際が浅い段階でお互いをよく知らない場合、この映画を観ようとデートに誘って、相手が映画の内容にドン引きだったら、それを選んだあなたがどういう女子なんだか不安を煽ってしまう可能性は大です。サシャ・バロン・コーエンの映画の良さをちゃんとわかってくれる人なら良いですが、そもそもデート向きな映画とは言えないので、気楽に友だちと観るのが良いと思います。 |
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2012.9.6 TEXT by Myson
