2018年8月18日高崎にて先行公開、8月25日より全国順次公開/PG-12
エレファントハウス
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普通の高校生が過ごす高校最後の1日を描いた本作。悩んだり、背伸びしたり、大人になろうとしてさまざまな壁にぶつかる様子がリアルで、とても親近感が湧きました。端から見れば青春真っ盛りでも、当の本人達はそれほど青春仕切れていないというジレンマもよくわかるし、改めて青春って、大人になってから振り返って自覚するものなんだなと思いました。若者達が自分の存在価値や希望の多さに気付いていない様子には、もどかしさを感じつつも愛おしさを感じて、自分の過去を振り返りながら、逆にあの頃の自分から今の自分を見つめるような感覚も引き起こしてくれる作品です。 |
日常をそのまま切り取ったような作品なので、淡々と進んでいくし、正直地味ではあります。なので、派手な展開を好む人、普段映画を観慣れていない人を誘うのには不向きかなと思います。主人公達と同世代の人が観るのももちろん良いですが、大人カップルが観ても、鑑賞後に学生時代の話をするきっかけになるので、良いのではと思います。 |
PG-12なので、12歳未満の人は大人と一緒に観てください。ティーンの皆さんは等身大で観られるストーリーだし、いろいろなキャラクターが出てくるので、誰か1人くらいは自分を投影できるキャラクターが見つかると思います。若さゆえに巻き込まれるトラブルなども起きるし、客観的に自分を見つめ直すきっかけになる部分もあると思うので、ぜひ観てみてください。 |
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2018.8.8 TEXT by Myson