公開日未定
松竹
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中国で起きた実際の大地震。それが体感できるような大迫力の地震シーンに圧倒されます。予想以上のスケールで映像的にも結構怖さが伝わってきます。中国映画って地味なものという印象が個人的にはあったのですが印象が変わりました。こういうディザスタームービーもこれだけのスケールで撮れるんですね。 そして内容的にもかなり裏切られました。まさか、こんなに泣いてしまうとは思ってもみませんでした。最初から最後まで親子の話で、母と娘、母と息子の愛が描かれています。このそれぞれの関係性が微妙に違うところもおもしろいと思いました。はっきり何と言葉で説明できるものではないですが、お子さんをお持ちの方ならわかるのかも知れないですね。そして「失ってはじめて、失ったことの本当の意味を知る」というようなセリフがあるのですが、母の32年間の苦悩はこの一言に現れていて、泣く泣く娘を犠牲にした母の思いと、それを聞かされる“生かされた”息子の思いもどんなものなのか、考えるだけで切ないし、自分を選んでくれなかったと思いながら離れて生きていた娘の辛さも測り知れません。 とにかく家族って何だろう、愛って何だろうといろいろな思いが込み上げるストーリーでした。ぜひ多くの方に観て欲しいと思います。 |
デートムービーという感じでは正直ないですね。泣いてぐっしゃぐっしゃになっても良い間柄なら観に行くのもありですが、まだそこまで打ち解けていなかったら、デートではなく、家族や友人、一人で観に行くのをおすすめします。 だって相手の反応を気にしていたらもったいない作品なのです。泣きたきゃ泣けば良いし、逆に相手が泣いてて自分は泣かなくても自由だし。鑑賞後に余韻が残る映画なのでそれがぶちこわされたくなければ、デリカシーのない感想を言いそうなタイプの彼氏、旦那は連れて行かない方が良いでしょう(笑)。 |
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2010.8.1 TEXT by Myson