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2011年初の部活は「泣ける映画鑑賞会」。今回は『唐山大地震』を、「個室で女子だけだから思いっきり泣ける映画鑑賞会」ということで、今回特別に女子だけの空間で特別に上映させて頂きました。 鑑賞後の座談会では自分とは違う視点の方のご意見を聞けておもしろかったです。ではその詳細をご報告しましょう。
公開日未定
監督:フォン・シャオガン
出演:シュイ・ファン/チャン・チンチュー/リー・チェン/チェン・ダオミン
配給:松竹
2010年 中国 135分
父と母、双子の姉と弟の4人姉妹のファン一家は中国河北省唐山市でささやかながら幸せに暮らしていた。だが、1976年7月28日深夜、マグニチュード7.8の地震が唐山市を襲う。父は家に取り残された二人の子供を助けようと家に飛びこみ、建物の倒壊に巻き込まれ命を落とす。母ユェンニーは一人きりになり絶望の淵にいたが、子供たちが瓦礫の下で奇跡的に息をしているとの知らせを聞き、現場へ駆けつける。だが双子の姉弟は1つの瓦礫の下敷きになっており救出できるのは片方だけという、あまりにも過酷な選択を迫られる。「二人とも助けて」と懇願するも「このままだとどちらも失う」と言われたユェンニーは「息子を…」と答えた。その声は娘の耳にも届いていた…。
そして時は過ぎ、夫と娘の死を心に抱きながら生きていた母ユェンニーと、奇跡的に生き延び養父母の元で成長した娘の運命が32年の時を経て動き出す。
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ではまず映画の感想からご報告します。
アンケート回収数 13名分
年齢分布
18〜20歳 | 0 | 21〜25歳 | 1 | 26〜30歳 | 2 | 31〜35歳 | 5 |
36〜40歳 | 3 | 41歳以上 | 1 | 回答せず | 1 |
*一部、ネタバレ注意!また、個々に解釈が違うので結末の受け取り方などは異なります。
満足 10 まあまあ 3 やや不満 0 不満 0 無回答 1
満足 10
<理由>
■親が子を、子が親を想う気持ちに感動した。
■地震などの天災は誰のせいでもなく、悲しみをぶつける場所がない辛さが伝わってきたから。
■それぞれの登場人物に共感できた。
■それぞれの思いが細かく描かれていて、自然な気持ちで感情移入して観ることができた。
映像もCGのシーンが迫力があり、ストーリーもとても感動した。
■人の情の深さを改めて見直せた気がします。
■不幸とか苦労を全面に押し出しているのではなく、家族を思いやる姿を描いているから。
■涙して、教えられることがあった。
■感動した。
■ストーリーがきちんとしていて良かったと想います。
■実際の災害をベースに丁寧に人物のその後を描いていたから。
まあまあ 3
<理由>
■少し古い感じはしますが家族愛は良かったです。
■家族をテーマにしてるけど、ちょっと中国寄り?
座談会では、「皆がお互いのことを思っていて、その愛情に感動した」「すごくよくできた映画だと思った」「地震のシーンが思っていたよりもすごかったので映画館で観たらもっとすごいだろうと思った」「家族っていいなというのを再確認しました」「仕事で途中から家族になる方の支援をしているのですが、養父母の心境などがうまく描かれているなと思いました」「命の大切さを教えてもらった感じです」「親子愛って強いんだなと思いました」「地震を経験した双子の姉弟がほかの地震のときに救助にかけつける行動力にも感動しました」「失うことの意味は失ってからわかるというセリフがとても印象的でした」などのご意見も頂きました。by マイソン
物語 4 キャスト 0 スタッフ 0 テーマ 2 映像 1
唐山大地震が実際の災害であること 6
■カンフーやアクション系のイメージ。2
■義理人情的な世界。
■暗くて少し政治的な偏りがある映画だという印象。
■ごちゃごちゃしていて騒がしいだけの印象。
■暗いイメージ。
■暗くて陰鬱としている。
■あまり印象はないが、俳優さんをよく知らないのでとっつきにくかった。
■昔は大袈裟な印象がありましたが、最近はそう思わなくなりました。
■自分の国をやたらと主張する印象(ほとんど観たことは無いですが…)。
■ストーリー展開が唐突なイメージ。
変わった 3 どちらとも言えない 10 変わらない 0
■暗くなりがちなテーマ、ストーリーでありながら、愛情を描く
ことで前向きな作品になっていたから。映像もすごく綺麗だっ
た。
■スローテンポは中国独特なものかも知れないが、伝えたいこと
は明確に表現されていた。アジア映画の質がアップしていると
実感!
■中国映画の良い伝統を引き継ぎながらも新しい表現が盛り込まれている。
■演出の思い切りのいい感じ等は思っていたのと同じだが、ジャンルとして新しい。
私自身もそうですが、中国映画についてこれと言ったイメージが強くあったわけではないですが、この映画を観て「今までに観たのと違う、期待以上の作品」という印象を持ちました。これからはもっと中国映画を観てみようかなと思うきっかけになる映画だと思います。byマイソン
双子の姉ファン・ドン 7 双子の弟ファン・ダー 0 母 0
ファン・ドンの養父 4 ファン・ドンの養母 1 その他 1
双子の姉ファン・ドン 7
<理由>
■私(双子ではありませんが)も長女なので何かと妹、弟に譲ってきたから。
■彼女の心の傷が観ていてすごく痛かったです。
■年が近い。感情移入してしまった。
■自分が母に選ばれなかったという悲しみと現実がどういう状況だったかを知って。
■成長過程で親を想う気持ちだとか、子供を妊娠して、結婚して・・・等、それそれの段階に共感
しやすかった
ファン・ドンの養父 4
<理由>
■
途中から家族になる難しさをとてもよく表現できていたから。
■ 相手の気持ちを思いやる優しいお父さんが怒りを露わにするシーンが一番印象的だったので。
■ いつも優しいのにあるべきところで殴ってくれる。
その他 1 あまりに特殊な体験で共感というのは難しいです。
座談会では特定のキャラクターだけでなく、それぞれのキャラクターの視点で観ましたという方が数名いらっしゃいました。シーンごとにいろいろなキャラクターの心情にスポットを当てているのもこの映画の特徴だと思いますが、そのシーンごとに視点が変わり、泣けるんですよね。byマイソン
トーキョー女子映画部第3回部活「泣ける映画鑑賞会&座談会」の様子
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2011.1.29 event