2013年1月26日より全国公開
東映
公式サイト
性関係に奔放な妻を持つ夫が、妻の死を目前にして、妻の元カレや元夫に連絡を取り…という修羅場を予感させる物語。でも、その知らせで一番心をかき乱されるのは彼らの今カノや妻というのが、この映画のおもしろいところ。興味深かったのが、つやという女との過去の関係を知り、相手の男のカブが上がったように感じる女もいれば、そうでない女もいる点。なぜそう思えるのかは言葉で説明するのは難しいですが、女性なら観ればピンと来ると思います。 そして、つやの今の夫である松生(阿部寛)と、元妻(大竹しのぶ)の展開が特におもしろかったです。彼女の思いは愛なのか、執着なのか…という視点で始めは観ていましたが、最終的に私個人の見解では、あれは彼女の好奇心や探求心が今までああいうスタンスを取らせていたように思います。それは、娘の麻千子との会話や最後の麻千子自身の恋への対応でそう分析しました(笑)。正解はわかりませんが、とにかく観る人によっていろいろな解釈ができ、こういう愛もあるということも知ることができる作品です。女子には見どころがたくさんありますよ。 |
ざっくりいうと、男女のごちゃごちゃを描いた作品ですので、あまりデート向きではありません。ただ、女同士の醜い修羅場や、女の裏の心情も描かれているので、これ以上踏み込んで良いか迷っている相手や、似たような過去の経験を心に秘めてそうな男子の反応を見るのに連れて行くというのはアリかも(怖っ)。でも、やっぱり女子同士で観て、鑑賞後に語る方が楽しい作品です。 |
関連記事:
■TJE Selection イイ男セレクション/阿部寛
©2013「つやのよる」製作委員会
2013.1.22 TEXT by Myson