2014年5月16日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
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コリン・ファレルが演じる主人公ピーターが100年後も生きていて…という設定に頭の中が「?」となった状態で観始めたのですが、そもそも現実的なストーリーなわけないんですよね。さらに完全にラブストーリーなのかなと思いきや、設定がすごくファンタジックで物語がスピリチュアルだったので、その意外性で余計に楽しめました。もう一つ意外性という点では、すごくロマンチックな空気が漂う作品なのですが、なぜ王子様的キャラクターをコリン・ファレルが演じているのか不思議に思っていました。というのも、もちろん今まで二枚目キャラクターも演じてきた彼ですが、私のなかでは『デアデビル』などクセのある役柄の印象の方が強くて、正統派王子キャラを彼が演じるのはちょっと違和感があったんです。でも実は本作のセリフのなかでも、彼の風貌に対してツッコミを入れるキャラクターがおり、個人的にはそのセリフで合点がいきました(笑)。ということで私と同じような疑問を抱いた方は、無理矢理この役にコリン・ファレルをあてたわけではなく、ちゃんと選ばれるべくこの役を演じているんだなと観るとわかると思いますのでご安心を。そして、ラッセル・クロウと、もう一人のビッグ・ネーム(登場したときの驚きを楽しんで欲しいので敢えて内緒にしておきます)がおもしろい役柄を演じているので要チェックです。ラッセル・クロウは悪役なのですが、ファンタジーの世界の悪役なので見た目の変化などもおもしろいですよ。とにかく、「何だか、変わったもの観た」という嬉しさのある作品でした。いろんな意味で楽しめる作品ですので、ぜひご覧ください。 |
ロマンチックなストーリーで、キャストも豪華、意外な演出もある作品なので、男女ともに楽しめるデートムービーだと思います。気まずくなるようなシーンはなく、切ない展開はありますが、イヤな終わり方はしません。ファンタジーがよほど苦手という方は物語に入り込めない可能性はありますが、もともとラブ・ファンタジーだと思ってみれば、受け入れられる設定です。“運命の人”というラブラブなカップルが大好きなキーワードがテーマなので、映画のストーリーに便乗していつもより余計にラブラブしてください(笑)。 |
こういうストーリーはキッズやティーンの方がすんなり受け入れられるのではないでしょうか?空を飛ぶ白馬なども登場するので、大人とはちょっと違ったツボで楽しめるかも知れません。あとは本作をきっかけに、主人公のように自分が何かを成し遂げるために生きているとしたら…と考えてみるのも良いでしょう。人の命、自分の命がこの世に生まれてきた意味、自分たちが今生きている意味がきっとある、そう意識して日々を過ごすようになれば、今までよりもっと充実した毎日が過ごせると思います。 |
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2014.4.30 TEXT by Myson