観る前は「バットマンはクリスチャン・ベールじゃないのか〜」とか、「2時間半長いな〜」とか懸念材料はありましたが、観終わってみて、バットマンは新にベン・アフレックで仕切り直して良かったし、2時間半の長さも気になりませんでした。前半だけちょっとテンポが遅かった気がしますが、2/3くらい経ったあたりから急にドラマチックになってくるので集中力も挽回しました。スーパーマン側のキャストは『マン・オブ・スティール』と同じ面々だったので混乱しませんでしたが、バットマン陣営は”ダークナイト”シリーズから総入れ替えなので少々混乱しつつ、バットマンというキャラクターへのアプローチがこれまでとやや異なって見えたので、新しいキャストで全く新しいバージョンとして作られたのは正解だと思います。
”ダークナイト”シリーズが好きなので、本作を観るまではバットマンのほうが好きだったんですが、今回はスーパーマンにより好感が持てました。『マン・オブ・スティール』の後、『コードネーム U.N.C.L.E.』を観て、俳優ヘンリー・カビル(本作でスーパーマン役)自身に興味が湧いたのもありますが、本作では、スーパーマンの苦悩と活躍がフォーカスされていたこともあり、感情移入しやすかったのもあります。「もう!スーパーマンをいじめないで!」という心境で応援せずにはいられませんよ(笑)。でも、終盤は「バットマンは人間なんだからね!」という気持ちも芽生えて忙しい(笑)。”ジャスティスの誕生”とタイトルにあるように、ジャスティス・リーグに繋がるストーリーなので、他のキャラクターの登場にもワクワクしますよ。マーベルの”アベンジャーズ”と同じく、これからDCコミックスの”ジャスティス・リーグ”系作品が盛り上がってくるのが楽しみですね。ぜひ今からこの波に乗っかっておきましょう!
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アクションも迫力満点、ラブストーリーもありで、デートにもオススメのエンターテイメント超大作。今作だけでも楽しめると思いますが、やっぱり多少背景は知っておいた方がわかりやすいので、”スーパーマン”シリーズの過去作として同じキャストが出演している『マン・オブ・スティール』だけでも2人で一緒に観ておいたほうが良いと思います。”バットマン”系はおさらいしておかなくても大丈夫な気がしますが、デートの回数を稼ぎたい人は、合わせて観てみると良いでしょう。本作の鑑賞後は結末の解釈について、会話も盛り上がると思いますよ! |
2時間半という長さなので幼いキッズにはちょっとヘビーです。小学校高学年以上ならこういう迫力のある映画に興味が湧いてくる人もいるだろうし、やっぱりスーパーヒーローはカッコ良いので観てみると良いと思います。異星から来たスーパーマンは、人を助けるけれどすごい破壊力も持っているので、人間達のあいだで彼をどう扱うべきか議論になります。この議論は「誰かを助けることになるのと同時に、他に犠牲が出る」という難しい問題を抱えていますが、皆さんも一緒に考えてもらえれば本作をもっと有意義に観られると思います。 |