2015年1月23日より全国公開
ギャガ
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ティム・バートン監督が実話を映画化するのは『エド・ウッド』以来20年ぶり。でもやっぱりティム・バートンといえば、ファンタジー映画のイメージが強いですが、この主人公キーン夫妻のお話が嘘のような本当の話な上に、この作品に出てくる“ビッグ・アイズ”と称された絵画そのものが、ティム・バートンが描く世界観とマッチしていて、伝記的な映画というより、ちょっとビターなある種のファンタジーとして楽しめます。 |
アートにまつわる映画なので、一見オシャレでデート向きかと思いきや、ガッツリ夫婦の物語なので、一緒に観る相手との関係性によっては心穏やかに観られない可能性があります。いつも彼氏や旦那の言いなりになってしまうという女子の皆さんは1人か女友達と一緒に観に行き、自分の状況を客観視すると良いでしょう。逆にちょっとした反撃を考えている女子の皆さんは、敢えて一緒に観て、彼自身を客観視してもらうきっかけにするのも良いかも知れません。 |
夫婦関係の複雑さや、大人のしょっぱい苦労話としては、キッズやティーンにはまだピンとこないかも知れませんが、内容は難しくないので、主人公マーガレットの娘の視点で観ると、すんなり物語に入っていけると思います。大人になると、もともとはシンプルなことまで複雑になってしまう。子どもからすると「どうして?」と思うことが日常でもあると思いますが、本作で大人の事情を観察してみてください。 |
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2015.1.13 TEXT by Myson