2017年8月12日より全国公開
キノフィルムズ
公式サイト
『最強のふたり』の製作陣、『カンフー・パンダ』のアニメーター、パリ・オペラ座の芸術監督がタッグを組んだ作品というだけで興味津々。実際にコラボが功を奏したと思える出来映えで、大人が観ても楽しめる内容でした。でも、バレエは小さい頃から始めないと難しいという印象があるので、どうしてもフェリシーが何歳なのかが気になりました。恋心に目覚める展開も少し描かれていたりするので、そんなに子どもではなさそうですが、資料には年齢設定は見当たらず、そこは少し消化不良なままです。でも、これはあくまで映画だし、本作のテーマからしてもそんなところにこだわって観ること自体がナンセンスなんでしょうね。ってことで、細かいことは気にせずに観てください。 子どもらしさがリアルに描かれたストーリーなので、至らない部分があるフェリシーの姿が逆に共感できました。ウルッとくるポイントもいくつかあるのですが、いかにも頑張っているという姿より、フェリシーのライバルが子どもらしさをやっと覗かせて素直になる瞬間、その彼女をフェリシーが受け入れる瞬間…というように、人間同士で化学反応を起こす展開により心を動かされました。踊りのシーンや、クライマックスのスリリングなシーンなど、アニメーションならではの描写にもワクワクしました。バレエに興味があってもなくても、大人でも子どもでも楽しめる作品です。 |
子ども過ぎないストーリーなので、中学生、高校生カップルにはちょうど良い内容だと思います。上映時間も89分と短いので観やすいし、歩き疲れた時に休憩がてら、ふと映画館に入って観るのも良さそう。鑑賞後はお互いの夢について語り合っても良いし、パリに行ってみようと旅の約束をするきっかけにしても良いでしょう。 |
キッズやティーンにオススメの内容です。皆さんはどうしても叶えたい夢がありますか?フェリシーはただでさえ、夢から縁遠い環境にいましたが、持ち前の明るさと人なつっこさで徐々に道を切り開いていきます。でも、運が向いてきても、やっぱり最後は努力次第だし、助けてくれる人達の存在が大切だということも描かれています。いろいろな面で元気、勇気、希望を与えてくれる作品です。 |
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2017.8.2 TEXT by Myson