2014年10月24日より全国公開
パラマウント ピクチャーズ ジャパン
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本作は、ギリシャ神話で語られる最強の英雄ヘラクレスの物語がそのまま描かれているわけではなく、新たな物語となっていて、ヘラクレスがいる世界も神話自体がどこまで本当なのかを疑うような現実味のある世界という設定が意外でした。ヘラクレスは半神半人とされていますが、本作では人間として戦っていて、強靱な肉体と戦闘技術、ともに戦ってきた仲間達とのチームワークで勝利を収めていく姿が爽快です。だからこそ、本当に彼はゼウスの息子なのかとささやかれるのですが、そこがこの物語のキーとなっています。クライマックスは、観ているこちらまで歯を食いしばってしまうほど怪力を発揮するシーンがあり、これはドウェイン・ジョンソンじゃないとできない役だと言えますが、彼のような体格、筋肉の大きさがないと映像に説得力が出ません。ドウェイン・ジョンソンはもともと身体も筋肉も人並みはずれて大きい方だと思いますが、さらなる肉体改造のために8ヶ月間トレーニングを行ったそうで、役者魂だけでなく、さすがレスラーという彼のアスリート精神も感じられますね。 戦闘シーンでドウェイン・ジョンソンが何度も見せる“おんどりゃ〜顔”と、どうしても大西ライオン(お笑い芸人)のコスプレを彷彿とさせる頭部に被ったライオンの兜が、個人的にツボだったのですが、アクションシーンはパワーみなぎる迫力です。ドウェイン・ジョンソンのコッテリ感だけでなく、最後は清々しい気分も味わえる本作。女子としては、ロシア人モデルで、サッカー界の超イケメン、クリスティアーノ・ロナウドの恋人イリーナ・シェイク(2014年10月現在)がヘラクレスの妻役として登場しているので、彼女の美しさもぜひチェックしてください。 |
わかりやすい物語、迫力のアクションと、誰にでも観やすい内容なので、どんなカップルのデートにも良さそうです。ギリシャ神話にまつわるストーリーなので、不気味なクリーチャーは出てきますが、観るに耐えないほどの怖さはありません。気まずくなるような展開も特にないので、余計なことは考えずにただエンターテイメントとして楽しみましょう。 |
キッズやティーンでも楽しめる物語です。ただすごく幼いキッズにとっては怖い生き物も出てくるので、そういうのが苦手な人はやめておきましょう。ヘラクレスが強いのは、半神半人であるからだけではなく、英雄にはもっと大切な資質が必要だということをこの物語から感じ取れると良いですね。 |
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2014.10.14 TEXT by Myson