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2017年6月24日より全国公開／PG-12
キノフィルムズ
公式サイト
 人が殺し合う戦場で、銃を持たずにひたすら兵士を救助する主人公の姿に何度も涙し、感動しました。戦争映画は多々あり、戦争をしてはいけないというメッセージはどの映画からも感じますが、本作のように人を救う事にフォーカスした戦争映画のほうが（しかも実話！）、世界平和をより強く訴えかけてくるように思えて、希望を感じます。戦闘シーンはすごい迫力で生々しく、戦場の痛々しさが大いに伝わってくるのですが、その戦場が凄まじければ凄まじいほど、敵味方関係なく負傷者を救おうとする主人公の偉業が心に染みてきて、メリハリが効果的に演出されていると思いました。『沈黙-サイレンス-』で素晴らしい演技をみせたアンドリュー・ガーフィールドが本作でも名演をみせてくれて、脱スパイダーマンどころか、すっかり名優になったなあと感心します。 |
 戦場シーンは激しいし、負傷者の生々しい姿は観ていて辛い部分もありますが、武器を持たずに人を救う事に専念する主人公の姿や、主人公を支える恋人とのラブストーリーは、カップルで観て一緒に感動を分かち合いたい内容です。どんな苦境に立たされても負けない主人公だけでなく、相手の信念を理解して支える恋人の姿勢も、見習うべきところがありますよ。 |
 小学生高学年以上ならぜひ観て欲しい内容です（PG-12なので12歳未満の方は大人と一緒に観てください）。たくさんの人が死んでいく戦争を描いた作品は多数あり、そういう作品からも学ぶべきものがたくさんありますが、本作は戦場で敵味方関係なく人命を救おうとする主人公の物語ということで、これまであった戦争映画とスタンスが異なります。戦時中でなくても、主人公の姿勢は見習いたいところがあり、多くの人に観て欲しい作品です。 |
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© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
2017.6.12 TEXT by Myson
