2013年8月24日より全国公開/R-15
「パニック・マーケット3D」パートナーズ
公式サイト
近年、オーストラリアでは国内興行シェアの約80%以上を米国映画に独占されていることを受けて国内映画を盛り上げるべく、2007年に中国、シンガポール政府と共同製作協定を結び、共同製作作品を勢力的に発信して行くことを決定。本作はそんな動きのなかオーストラリア映画界とシンガポール映画界ががっちり手を組んで製作した初の3D映画作品ということです。中国では公開第1週目で『アバター』を超える興行収入をあげ、リピーターも続出。本作は中国一ヒットしたオーストラリア映画として国内外で話題となっているようです。B級映画だとばかり思って観始めましたが、そんな背景があった映画だとはビックリ!思ったよりも見応えがありましたが、結構力を入れて作ったんですね。 内容は大洪水のため街は水に飲み込まれ、買い物客がスーパーマーケットに閉じ込められてしまうというパニック・ムービー。でも閉じ込められたことでパニックになるのではなく、巨大な人食い鮫が暴れ回っているからなんです。何人かは水害ですでに亡くなっていて生き残った数名が棚の上に避難。シチュエーションだけ聞いちゃうと、所詮スーパーマーケットの一角でのお話なので地味と言えば地味なのですが、意外にサメは迫力があって、やや衝撃的なシーンもあり、結構緊張感はあります。大人気シリーズ『エクリプス/トワイライト・サーガ』などに出演の若手イケメン俳優ゼイヴィア・サミュエルや、海外TVドラマ『NIP/TUCK』や映画『ファンタスティック・フォー』シリーズに出演のジュリアン・マクマホンなど人気オーストラリア出身俳優が出演している点でも質は保っています。ちなみに関係ない話ですが、ジュリアン・マクマホンの実父ってオーストラリアの第20代首相なんですね、ビックリ。 というわけでたまにはアメリカやヨーロッパ以外の映画もいかがでしょうか?3Dならではの効果を活かしたサメ・シーンもぜひ楽しんでください。 |
サメが暴れるので、そこそこどんなシーンがあるかは想像できると思いますが、そういうシーンが苦手でなければデートで観るのもアリです。観終わって掘り下げて話すような内容の映画ではないので、その場でドキドキハラハラを楽しんで終わり。映画に詳しくない人でも気楽に楽しめます。一応ロマンスがちらっと出てきますが軸は「サメが怖いにつきる」ストーリーなので、どんな段階のカップルでも余計なことを考えずに観られます。 |
R-15ですからキッズは我慢ですね。人食い鮫が登場する映画なので、喰われた人の様子はビジュアル的にインパクトがあります。16歳以上でもあまり怖い映画を見慣れていない人は、ビックリするシーンがあるので覚悟しておきましょう。学びながらの楽しみ方としては、サメに襲われたらどうやって逃げるのが良いのか…などシミュレーションしてみると良いでしょう。万が一のことに備えて映画を観終わったら、実際の鮫についても調べてみると良いかも知れません。 |
関連記事:
■【ホラー女子向けSelection2】:怖い映画に偉業あり特集
©2011 Bait Holdings Pty Limited, Screen Australia, Screen Queensland Pty Limited, Media Development Authority of Singapore, Blackmagic Design Films Pte Ltd.
2013.8.20 TEXT by myson